【紫】Snow Manの帝王様、最近破局したらしい Ⅱ (ページ15)

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願うのはデジャブ回避のみページ15

それから、

橘「橘早織です

よろしくお願いします..((渡辺「ちっちゃ！？」…」

深澤「こら」

メンバーのみんなも少し驚きがあったものの、

メイクさんだと知ると納得の様子

専門学校に進学していた早織は、

レポートやら課題やらとてんやわんやしていたのを

近くで見てた側からすると、やっぱり嬉しい

……あ、なんか自分で言ってて悲しくなってきた←

あとこの状況、、あの夢にそっくりなんだよな

八坂さんの背後から出てきたし、

うっかりそのまま正夢になることだけは避けたいな

橘「…(千幸さん、やっぱり驚かないんだ、、

そりゃそうか、千幸さんは公私混同する人じゃないし

でも、、もう少し反応があっても..)」

八坂「あともう1つ、報告事項があるんだけど、、

…A、」

まさかの名指しでみんなの視線が集まる

貴方「はい」

八坂「ソロ曲、出してみない？」

貴方「…」

あのクソ狸ども、、

佐久間「すっげぇ！！」

貴方「…え？」

隣にいた佐久間が目をキラキラさせていた

その奥にいた阿部ちゃんも同じような表情だった

渡辺「だって、ちゆのソロ曲とかすごいじゃん！！」

宮舘「逆にどうしてそんな反応なの？」

…逆に？…どうして？

岩本「新しいことにチャレンジするのも大事じゃん」

いや、それはまぁそうなんだけどさ

深澤「…」

ふっかは何も言わず、ただ俺の答えを待つ

貴方「…理由を、伺ってもよろしいですか」

八坂「理由としては、

Aが今まで作ってきた曲は、メンバーで歌うもので

メンバー各々の音程やバランスを考えて

緻密に作られているものだ」

八坂さんから言われることに頷くメンバー

早織は緊張からか、未だに表情が少し硬い

八坂「まぁ言えば、純粋に興味を持ったんだよ

普段からメンバーのために作られている曲を、

Aが自分のステージのために

一から書き下ろすと、どうなるのか」

「ああ、」「たしかに」と納得したかのように頷き

これを踏まえた上で、

俺の答えを待つメンバーの視線が刺さる

貴方「…そうですね」

いやだ、ソロなんて

俺はこれからも、Snow Manとしての曲を作りたい

でも、、

貴方「分かりました、頑張ってみます」

この返答が、 “ 正解 ” なんだ