【紫】Snow Manの帝王様、最近破局したらしい (ページ50)

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俺も褒めてページ50

深澤「ほら早く」

そう催促されてもねぇ、、

深澤「…今日、翔太調子よかったよね」

いや、なぜそこで急に翔太に切り替わるんだよ

貴方「へぇそうなの？」

深澤「なんか、良いことあったらしいんだけどさぁ」

貴方「へー、、ん？」

荷物を持って帰ろうとする俺を制止させるように、

膝に置かれた俺の手の上にふっかの手が重なり

深澤「翔太に言ったんでしょ？

のびのび歌ってんの見るの好きって」

好きというか、

見てて気持ちのいいものって言ったんだけど、、

貴方「…なーに、ふっかもなんか褒めて欲しいの？」

なんつって、いい大人がこんなこと強請らねぇか..

深澤「うん」

ええー←

しかもこの不機嫌さは、

その場凌ぎ程度では満足してもらえそうにないなぁ

ここはあえて聞いてみるか

貴方「ちなみに、なんて褒められたいの？」

深澤「そこ本人が言っちゃったら意味ねーじゃん」

あー、でもここで適当に言うのも、、

貴方「…んー、、あ、じゃあひとつだけ」

深澤「何..！？…ッ」

お互いの鼻の先が当たり、

唇が当たるか当たらないかの距離に顔を寄せると

思わず目をつぶって唇に力を入れて横一線になった

深澤「…、顔近ぇ..んっ、」

何もなく、目を開けて喋った瞬間に掠めた隙を逃さず

チュ、と軽くリップ音を立ててやると

深澤「…ッ、」

鳩が豆鉄砲を食らったようにきょとんとしつつも、

やっぱり恥ずかしそうな、でも嬉しそうな表情をする

貴方「俺さぁ、ふっかの今の顔めちゃ好きだわ

こうさぁ、、もっとして欲しそうな顔」

深澤「！…趣味悪ぃ」

貴方「でもそう仕向けたのはふっかだからな？」

深澤「……ね、ちゆ」

貴方「ふ、はいはいw」

同時刻、会議室＿＿

八坂「本当に来てくれるなんて思わなかったよ

橘早織さん」

橘「…八坂さん

なぜ私をここへ呼び出したんです？

…私に何か用があったんじゃないですか」

八坂「そうだね、では本題に入ろうか

実はスタッフの1人が産休に入っちゃって

今人手不足なんだ

そこで橘さんに一時的にだけど、

Snow Manのスタイリストとして入って欲しい」

橘「！？…分かり、ました」

自分たちの仲を引き裂いた側からの依頼

だが彼女の目には、すぐに迷いはなくなった