【紫】Snow Manの帝王様、最近破局したらしい (ページ34)

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その帰り道② ページ34

ふっかが寝て数分ほど経ち

乗ってる車が急カーブに差し掛かったところで

貴方「(おっとと、)」

向こうの窓側に傾こうとするふっかの肩を抱き寄せ

頭を支えながら起こさないように

そっともとにいた肩の上に戻す

貴方「(ぐっすりだなぁ、、)」

クレーンゲーム企画ではしゃぎ過ぎてか、

まったく起きそうにない整った寝息に安堵する

マネ「にしても、まぁまぁぐっすりだね？w」

貴方「(小声で)はい、本当にw」

マネ「でも、よかったね」

貴方「？」

バックミラー越しに目が合う

なんせ俺がYa-Ya-yahにいるときからの付き合いで

俺からすると歳の離れた兄みたいな感覚でいる

マネ「ふっかと同じ高校にしたこと」

そう、俺が高校どこに行こうか迷っているときに

____ 「J.J.Expressに同い年の深澤辰哉がいるだろ？

彼は日出高校に行くらしいよ？」

ふっかのことを教えてくれた人でもある

堀越にはHey!Say!JUMPになったばかりの光くんと、

Ya-Ya-yahが活動休止になったあとに

事務所を退所した太陽くんがいて、

なんとなくだけど顔を合わせづらかったんだけど

その当時からマネージャーを務めていた八坂さんに

日出高校という別の選択肢を与えてもらったとき、

俺は迷うことなくその方を取った

まぁ、入試の時に

ふっかに「…え！？」みたいな顔で見られたのは

今でも鮮明に覚えているけどw

でも、その選択肢を選んでよかったと今でも思う

貴方「(小声)…そうですね」

頭を支えるように添えている手でそっと髪を撫でる

八坂「Aも前に比べて表情がよくなったしね」

貴方「え？」

またバックミラー越しに目が合う

息子の成長を見守る親みたいな優しい眼差しだった

八坂「Mis Snow Manになったばかりのときはさ、

当然みんなからしたらAは先輩だったから

事務所からの圧とか、なんかすごかったじゃん？

お前が彼らをまとめあげろ的なさ」

たしかにあのときはまだみんな、

俺のこと「千幸くん」呼びだったなぁ

そして初めてメンバーでご飯食べに行ったときに

佐久間が「ちゆって呼んでいい？」って言ってくれて

そっからずっとそのまま来てるなぁ、、長い長い

貴方「あー、そういやそんなこともありましたね」

そんなことを話してるとマンション前に着いた