【紫】Snow Manの帝王様、最近破局したらしい (ページ18)

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“ 泣かないでください ” ページ18

深澤「ちゆ、あのさ、、

……俺じゃ、彼女の身代わりになれない？」

…え、なに

貴方「…彼女の身代わり？」

深澤「そう」

貴方「ふっかが？」

深澤「…そう」

貴方「え、冗談だよな？」

深澤「…冗談に見える？」

貴方「いや、待て待て、、え、は？」

視線が左右に泳ぎ、

思考はハテナで埋め尽くされる

深澤「ちゆ、」

反射的に顔を上げた瞬間、

テーブルに片手をついて身を乗り出したふっかに

貴方「……！」

あっという間に唇を奪われた

軽く触れる程度のキスをしたあと

深澤「…俺は、、本気、だから..ッ」

さっきまで真っ直ぐだった目が、

徐々に揺れ始め、声も最後の方は震えている

貴方「……」

俺は正直、何も言えなかった

いや、正確には言葉が思い浮かばなかった

深澤「ぁ、、あはは、な、なんて、、

ごめん、いきなりこんな、、気持ち悪ぃよな..ッ」

泣くのを我慢するように無理矢理口角を上げるも

顎がガクガク震え、声も涙声になり

でもそれでも泣かないように、下唇を噛む

その瞬間、頭によぎったのはかつての想い人

“ そんな、無理に笑おうとしないでください ”

Ya-Ya-yahとして共に活動してきた薮くんと光くんが

Hey!Say!JUMPとしてデビューが決まったとき、

“ 俺だけ「おめでとう」が言えなかった ”

“ 心のどこかでは、まだ受け入れることができない ”

“ そんな自分が嫌い ”

そう相談したときに人から初めてそう言われた

初めて演技以外で人前で泣いた

貴方「……((ガタ..」

深澤「ッ、、」

イスから立ち上がる音に、

ビクッと肩が震えるふっかの両頬を手で包み

下から顔を覗き込むと、涙がほろほろと溢れる

貴方「…なんて顔してんだよ」

深澤「ッ、、」

貴方「そんなんで、彼女の代わりなんて務まんの？」

深澤「…へ？」

貴方「あ、やっと目が合った」

そう言って姿勢を戻すと、

いつもの視線の位置に元どおり

深澤「な、なん」

額同士がくっつけて、親指の腹で涙を拭う

貴方「…俺を満足さしてくれる？」

深澤「…満足、ズズッ))ざぜでやる」

貴方「鼻すすりながら言うなよw」

鼻すすりながら言うふっかに笑ってると

深澤「ッ…笑い過ぎだバカヤロ！」

またもや不意打ちで唇を奪われた