【紫】Snow Manの帝王様、最近破局したらしい (ページ17)

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身代わり⑤ ページ17

貴方「おっほー、ぶっこむね」

深澤「だってあんなちゆ見たらさ、

メンバーとしてはちょっとほっとけないというか」

貴方「ほぉん、、それって、最年長のお節介？」

深澤「いーんや、深澤辰哉の相談室」

貴方「ニュアンス的にゃあ変わらねーだろ」

深澤「いやだって最年長はさ、メンバーとしてじゃん

深澤辰哉は、俺個人としてっつーか」

貴方「はぁ～なるほどねーぇはいはいはい」

深澤「ちょっと、こっちは真面目な話..」

貴方「別に仕事に支障きたしてる訳じゃないんだし、

ふっかが心配するようなことは何もないからさ」

深澤「…それで安心できんなら、

俺はとっくに照と仲良く帰ってるわ」

貴方「そりゃまた夫婦仲を割いてしまってすまんね」

深澤「(まぁ俺が照に置いてかれたんだけどね)

…あぁ、、水まだいる？なんなら入れてくるけど」

貴方「ここで無駄にリアコ発動しなくていいから」

深澤「無駄にとか言うな！」

貴方「…俺もさ、一応自覚はしてんだよ

このままだったら、ダメだってことぐらい」

深澤「…ん？」

貴方「人前では涼しくかましといて、

本心ではズルズル引きずったままの未練たらたらで」

あれ、俺、、

貴方「…部屋はこんなありさまだし、

曲作ろうにも出てくる詞が失恋ものばっかだし」

なんでふっか相手にこんな愚痴ってんだ

貴方「あっ、ああ～なんかごめんなこんな話！

つか気付いたら愚痴に走るとかホント情けねぇ、、」

ハァ、とため息吐いて肘をつく

深澤「…はっは～本当、ベタ惚れだったのねぇ」

貴方「え、今の流れでそんな要素あった？」

深澤「だって、ちゆからしたら愚痴を言うってことは

つまりその～、、

彼女さんのこと悪く言うみたいで、嫌なんでしょ？」

…なんで、ふっかが分かっちゃうんだよ

深澤「そういうとこ、ちゆらしくて俺は好きだけど」

貴方「…なんか恥ずい」

深澤「でも当たってるくね？」

貴方「…あーもうこの話終わり！」

一気に水を喉に流し込む俺に対して

おもむろにイスから立ち上がるふっかは真剣な表情で

飲み干したグラスをテーブルの上にそっと置くと、

ふっかの真っ直ぐな目と合ったタイミングで口が開く

深澤「ちゆ、あのさ、、

……俺じゃ、彼女の身代わりになれない？」