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第103話 ページ6

誰かに言ったことがなかった





貴方「私は鴻谷家の人間としてではなく



大切な、たった一人の存在のために弓を引きます」





…というよりも言えるはずがなかった




初めて弓を引けば罵倒(ばとう)され辞めろと詰め寄られ



その後に西園寺先生が天稟(てんぴ)だと言えば



家のため鴻谷のためにと何度も脳を呪いで洗脳され



小学生大会で全射的中し優勝すれば大人は雑に騒ぎ


周りは私を避け、(そね)み、(ひが)まれ


見知らぬ人間から勝手に期待、信頼、目の敵にされ




“ 私は鴻谷家に生まれた傀儡(どうぐ)だ。”


という縛り狂う暗示と




“ 意味も何もなく、ただ矢を放てばいい。”



という真っ暗な心中(しんちゅう)が混ざり合い




周りの人間に対する失望でも、絶望でもない




ただコンクリートで頑丈に作られた人工的な道



寄り道や(はぐ)れることは決して許されない





でもそんな中私は余所見(よそみ)できることを知った



そしてそれに気がついたあなたは




父親「念のため確認しておくが、、」






なんの感情もない冷たいまま




父親「その大切な一人の存在、とは」




キラキラした宝石同然の彼でいっぱいにしたい私に



そんなことができないように、させないように





父親「まさか、藤原の人間じゃあないだろうな」




私の両目ごとくり抜こうとしてくる

第104話→←第102話〜雅貴side〜



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芋ケッピー(プロフ) - 私自身、画像を見てパッとワンシーンが思い浮かぶことが多いので、、頑張ります!( ´ ▽ ` ) (2019年1月28日 20時) (レス) id: 1297cf1d5a (このIDを非表示/違反報告)
芋ケッピー(プロフ) - ありがとうございます(//∇//) 早速掲載させて頂きますね!! (2019年1月28日 20時) (レス) id: 1297cf1d5a (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - こんばんは。先程芋ケッピーさんのTwitterのDMに、リクエストその2のイラストを送りました。長らくお待たせしてしまい、申し訳ありませんでした( ノ;_ _)ノ 少しでも小説のインスピレーションの助けになれたら幸いです(*^-^*) (2019年1月28日 19時) (レス) id: 7a9fd3f7b3 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 麗しかったですか(笑)よかった…( *´艸`) (2019年1月23日 16時) (レス) id: 7a9fd3f7b3 (このIDを非表示/違反報告)
芋ケッピー(プロフ) - う、、麗しかったです泣 (2019年1月23日 16時) (レス) id: 1297cf1d5a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:芋ケッピー | 作成日時:2019年1月14日 21時

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