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第137話〜静弥side〜 ページ48

小野木「鴻谷、、お前


マサさんのこと聞いたのか」




山之内「!海斗今は」



Aは滝川さんと義理の兄妹


何よりも県大会前、、そんなときにその話はまずい



そうみんなは思った


僕もそのうちの一人だった





けど、






貴方「うん、中崎さんから聞いたよ」







(まゆ)をピクリとも動かすことなく



淡々とそう言い放つ彼女を前に



竹早「…」



僕は複雑な気持ちになった



小野木「…なんでそんな落ち着いていられるんだ」



そしてそれはおそらく小野木も同じで




以前から見え隠れしていた、Aの(かげ)の部分


普段ふんわりとした太陽の光のようだけど



貴方「これから試合だから」




弓道に関しては一切の妥協は許さないこの雰囲気



お好み焼き屋でも同じようなことがあった


競技としての弓か、道としての弓か聞かれたとき



___ 貴方『…正直、、どうでもいいかな』



“ どっちでもない “ 、ではなく


その二つの選択肢を全否定したあの冷たい眼差し



弓引きとして、ここまで切り捨てることができる



それこそがある意味、Aの強みかもしれない


そう思わざるを得なかったし



桐先の顧問の先生が全国三連覇した彼女に言っていた



___ “ お前は弓に心は(おろ)か魂も()われている ”



というのも、、納得するしかない





小野木「鴻谷、テメェ、、ッ



マサさんが事故に()ったんだぞ!!」





熱くなってる小野木とは対照的な




貴方「…じゃあ、悲しめばいいの?」




冷徹で、氷のように冷たく、突き刺すように鋭い声に


竹早「…ッ」



ゴクリとツバを飲む

第138話[イラスト有り]→←第136話



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芋ケッピー(プロフ) - 私自身、画像を見てパッとワンシーンが思い浮かぶことが多いので、、頑張ります!( ´ ▽ ` ) (2019年1月28日 20時) (レス) id: 1297cf1d5a (このIDを非表示/違反報告)
芋ケッピー(プロフ) - ありがとうございます(//∇//) 早速掲載させて頂きますね!! (2019年1月28日 20時) (レス) id: 1297cf1d5a (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - こんばんは。先程芋ケッピーさんのTwitterのDMに、リクエストその2のイラストを送りました。長らくお待たせしてしまい、申し訳ありませんでした( ノ;_ _)ノ 少しでも小説のインスピレーションの助けになれたら幸いです(*^-^*) (2019年1月28日 19時) (レス) id: 7a9fd3f7b3 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 麗しかったですか(笑)よかった…( *´艸`) (2019年1月23日 16時) (レス) id: 7a9fd3f7b3 (このIDを非表示/違反報告)
芋ケッピー(プロフ) - う、、麗しかったです泣 (2019年1月23日 16時) (レス) id: 1297cf1d5a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:芋ケッピー | 作成日時:2019年1月14日 21時

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