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第118話 ページ29

そして互いの群青(ぐんじょう)色の目が合う




滝川「こ、、鴻谷?」



なぜここに、という表情で私を見てから




滝川「そこに入り口がある、、て、分かるか」



出入り口の方を指を指しけど


一度合宿をしたため覚えている




貴方「…はい」







ガララ、とドアを閉め



きちんと(くつ)を揃えて中に入る





滝川「執着してるのは俺の方、か」



貴方「…八坂先生に、ですか」




すると、ゆっくり振り返って小さく微笑んだ


最近の滝川さんによく見られる顔






入ったのはいいものの、どうしたらいいのか分からず


隅っこの方で的から外れた一射を見てると




滝川「鴻谷、」






不意に呼ばれて肩をビクつかせながら振り向く



滝川「……悪いが、、背中、拭いてくれないか」




断る理由もなかったため「私でよければ、」と



的前で上半身裸の滝川さんの後ろにしゃがむと




滝川「すまないな」



頼んだ、とタオル(?)を渡されて


広々とした背中を上から下へ、上から下へと繰り返す



その間は互いに会話はない



普通ならここでどうにか話題を模索(もさく)するけど


滝川さんだからなのか、不思議と苦痛ではなかった




涼やかな風が、、心地いい



貴方「…なんだかこれ、おかしいですね」




ポロっと口から出た言葉に




滝川「いーんじゃないか?…兄妹っぽくて」





いつもと同じような大人の余裕とかじゃない



優しい、、まるで包み込むような声




貴方「兄妹というより、、夫婦じゃないですか?」



滝川「はは、そうかもな」






兄妹、、といっても腹違いの、義理の兄と妹



同じ祖父()に習った弟子と弟子



現弓道部のコーチと選手



……今のところ、関係性的に考えたら色々複雑だけど







貴方「…兄さん」



滝川「!」




バッ、と振り向き



互いの鼻の先が触れそうな距離





貴方「…て、二人のときだけ呼んでもいいですか」



2、3秒ほど視線が交じり合ったあと向き直り




滝川「……二人のときだけ、か


なんだか禁断の恋みたいだな」




貴方「…腹違いの時点で、大方純愛ではないです」



滝川「まぁそうだな笑


あと敬語もつけなくていいからな、 “ A ” 」





“ A ”




貴方「なんだか、、不思議ですね苦笑」


滝川「ああ、結構な」

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芋ケッピー(プロフ) - 私自身、画像を見てパッとワンシーンが思い浮かぶことが多いので、、頑張ります!( ´ ▽ ` ) (2019年1月28日 20時) (レス) id: 1297cf1d5a (このIDを非表示/違反報告)
芋ケッピー(プロフ) - ありがとうございます(//∇//) 早速掲載させて頂きますね!! (2019年1月28日 20時) (レス) id: 1297cf1d5a (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - こんばんは。先程芋ケッピーさんのTwitterのDMに、リクエストその2のイラストを送りました。長らくお待たせしてしまい、申し訳ありませんでした( ノ;_ _)ノ 少しでも小説のインスピレーションの助けになれたら幸いです(*^-^*) (2019年1月28日 19時) (レス) id: 7a9fd3f7b3 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 麗しかったですか(笑)よかった…( *´艸`) (2019年1月23日 16時) (レス) id: 7a9fd3f7b3 (このIDを非表示/違反報告)
芋ケッピー(プロフ) - う、、麗しかったです泣 (2019年1月23日 16時) (レス) id: 1297cf1d5a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:芋ケッピー | 作成日時:2019年1月14日 21時

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