【ツルネ】“弓道だけが魅力ではない系”女子。

第１１４話〜羽山side〜 ページ21

佐瀬「にしてもさ、」



そこから話題は変わり




佐瀬「鴻谷がどうして風舞に行ったか今でも不思議」



……いや、思ったよりも変わってないけど



本村「ずっと一緒でしたしね」



羽山「あと距離感ね、、話すときこんぐらいだったし」


佐瀬「うおう！？」




再現で佐瀬とあたるスレッスレまで顔を寄せると



ガタッ、と椅子から立ち上がる




本村「ふふ、たしかにその距離感でしたね」



羽山「ね」


佐瀬「……あとまぁ、よく藤原も止めなかったよな」


本村「それは僕も思いました」





あれ、、知らないんだ



羽山「藤原には事後報告だったらしいよ」




佐瀬「え、じゃあ願書出してからってことか」



うん、と頷くと「へぇ、、」と驚く




本村「たしかにそれでは、、


どうすることもできませんね」




……まぁ、決め手は分からないけど



少なくとも私が関わっていることはたしか




羽山「でも風舞に行って鴻谷さんの本来の射も戻ったし


結果的には、この方がよかったのかもね」




佐瀬「…それ藤原に言えるか？」



羽山「何、言おうか？」



佐瀬「いや、やめとけ」

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