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第109話 ページ16

ガチャ、とドアを開け



静弥が入っていくのを見る




貴方「……」




竹早「…どうしたの?中に入りなよ」



貴方「え、ぁ、、いや」





手をもじもじさせて中に入るのを躊躇(ちゅうちょ)する



別に中に入りたくない訳じゃなく



ただ今まで父親に「藤原家には足を踏み入れるな」と


そう言われてきたため、なかなか一歩が踏み出せない





竹早「…家に入ることも苦手なのかい?」



クスリ、と明らかにからかっている静弥に



貴方「ッ、、ち、違うから、」




ムッと口を少しとんがらせて言うと



ふくらはぎにフワ、とした感触がきて





貴方「〜〜ッ!!」←声にならない叫び



竹早「ギュッ))!?…ゎ、」



思わず目の前にいた静弥に飛びついて


その勢いでバランスを崩してしまい


後ろに倒れ尻もちをつく



竹早「痛た、、」


貴方「ううう、何?何ッ?」



学ランをギュッと掴んで目をつぶり震えていて


驚き過ぎたのか涙が(にじ)んでいる




前では、やってやったというように尻尾を振るクマ



竹早「……(クマ、、苦笑)」


何してるんだ、という呆れる顔をするとワン!と鳴いて


その場から離れていくのを見て視線をほぼ真下に移す





竹早「……もう大丈夫だよ」



子どもをあやすように


ぽんぽん、と背中を優しく叩く





貴方「うう、子ども扱い、しないでよ、、」



竹早「おっと、それはそれは、、どうも失礼しました」




人差し指で(こぼ)れ出てくる涙を(ぬぐ)


湿った睫毛(まつげ)が指先をくすぐり


ん、と目を細めるその些細(ささい)な仕草でさえ


愛おしく思えてきて独り占めしたくなる




目の前にいるのに


僕が腕を背中にまわせば手に入るのに、、




竹早「……(ああ、もう、、早くしてくれよ愁)」






我慢するの、、これでもかなりキツいんだから

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芋ケッピー(プロフ) - 私自身、画像を見てパッとワンシーンが思い浮かぶことが多いので、、頑張ります!( ´ ▽ ` ) (2019年1月28日 20時) (レス) id: 1297cf1d5a (このIDを非表示/違反報告)
芋ケッピー(プロフ) - ありがとうございます(//∇//) 早速掲載させて頂きますね!! (2019年1月28日 20時) (レス) id: 1297cf1d5a (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - こんばんは。先程芋ケッピーさんのTwitterのDMに、リクエストその2のイラストを送りました。長らくお待たせしてしまい、申し訳ありませんでした( ノ;_ _)ノ 少しでも小説のインスピレーションの助けになれたら幸いです(*^-^*) (2019年1月28日 19時) (レス) id: 7a9fd3f7b3 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 麗しかったですか(笑)よかった…( *´艸`) (2019年1月23日 16時) (レス) id: 7a9fd3f7b3 (このIDを非表示/違反報告)
芋ケッピー(プロフ) - う、、麗しかったです泣 (2019年1月23日 16時) (レス) id: 1297cf1d5a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:芋ケッピー | 作成日時:2019年1月14日 21時

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