スカウト �� ページ20
その後も他愛もない会話が続き
━━━━━━━━━━━━━━━
｢｢ごちそうさまー｣｣
｢お風呂先いーよー｣
臣｢ほいほーい。｣
ふーっお腹いっぱい♪
我ながら自分の料理うまし。
━━━━━ﾌﾟﾙﾙﾙﾙ♪ﾌﾟﾙﾙﾙﾙ♪
電話だ
｢はい、もしもし。｣
上司｢あ、A？｣
｢あっ、はい！｣
上司｢大事な話があるんだけど、｣
いつもは明るい上司の声が変わる
｢なんですか？｣
｢実は━━━━━━━━━━━━━━━
！
15分後…
臣｢あがったよー｣
｢臣くん！こっち来て、｣
臣｢、、｣
臣くんのいい香りが近づいてくる
｢さっき上司の人から連絡があって｣
臣｢うん、｣
｢私のデザインが採用されたらしくって｣
臣｢よっかったじゃん？｣
｢でもね、それで海外の新人デザイナー研修に
呼ばれたらしいんだ。
だから、その...｣
臣｢いってきなよ。｣
｢え、｣
臣｢俺だっていつも1人にさせてるし、
今度は俺の番だろ？
それに何より、Aのためじゃん。
ずっと頑張って来たんだから
チャンス逃すわけにいかないだろ？｣
｢ほんとに、いいの？｣
臣｢いいに決まってる
ずっと待ってるから、｣
臣くんの今までにないくらい優しいハグ
気がついたら泣いてた
でも、静かにただ包み込んでくれてた
それだけで安心できた。
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作者名：さとたろう | 作成日時：2019年4月29日 12時
