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「はあ〜フロランタンもっと食べたかったな〜…誰かが一口で食べちゃうんだもんな…」
「まだ言ってんの？しつこいな」
そもそも最初に俺のケーキ持ってくから悪いんだろ、とレジに向かいながらまだお互いのスイーツに未練があるのかぶつぶつと唱えながら会計を済ませた。レシートを受け取って「ごちそうさまでした〜」と呟いたその時、店員さんが「あ、少し待ってください」と呼び止めるのに2人で足を止める。
「これ！期間限定でカップルの方に配ってるんです」
そう言って「よろしければどうぞ」とかわいいアイシングクッキーを差し出すのに「えー！本当ですか！」とカップルに見られたことなんてどうでもいい私はクッキーを受け取っていた。
「いやカップルじゃな…」
「北斗くん！カップル！でしょ？」
「怖…目見開きすぎだろ」
まあいいか…と私の圧に負けたのか「ごちそうさまです、ありがとうございます」と店員さんに北斗くんも頭を下げてお互いに店を後にする。カップル、カップルかあ〜なんか人生で一度もこういう思いをしたことがないから新鮮でどんな顔すればいいかわかんなかったや、まあこれから一生こんな思いをするかも分からないけど…わから、ないけど…やばい、なんか自分で思って悲しくなってきた。
「…はあ〜、なんで私って彼氏いないのかな」
「食い意地が張りすぎてるんじゃないの」
「そんなわけな…あるかも」
「認めんのかよ」
はは、と少し笑った北斗くんに「北斗くんも彼女いないけどさ〜欲しいってないの？まあイケメンだから多分モテてはいるんだろうね、顔はいいからさ、なんかイライラしてきた」といつのまにか恨み節に変わった言葉を投げ掛ければ「情緒どうなってんだよ…」と引かれた、そんな嫌そうな顔しないでよ。
「モテねえよ、前も言った気がするけど」
「じゃあ好きなタイプは？」
タイプか、と私の言葉に少し考えたように腕を組んでまっすぐ前を見つめる姿をじいっと見つめてみる。なんかどんな子がタイプって言っても変な感じするな、でもまあ顔も頭もいいらしいしなんだかんだ私の会話全部にツッこんでくれるし彼女欲しかったらいくらでもできそうだよな、しかもどんな理想が高くても「まあ…このスペックなら、な」と悔しいが納得がいってしまう、誠に、誠に悔しいが。
「…で？タイプは？」
「特にない」
「つまんね」
「おい」
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七瀬(プロフ) - 朱音さん» ありがとうございます！ヒロインごと好きになって頂けて嬉しい限りです！かなり話数もあるのに最後までお付き合い頂いて本当に嬉しいです…！他のお話も時間がある際にでも宜しければご覧ください。コメントありがとうございました！ (2023年2月7日 20時) (
レス) id: 652635b4cf (このIDを非表示/違反報告)
朱音(プロフ) - 大好きです！愛されるべきヒロインな夢主と、図書委員の北斗くんが良すぎて一気に読み切ってしまいました、ピュアピュアな夢主と拗れてる北斗くんをナイスアシストしすぎた樹に助演男優賞をあげたいです。他の世界観も読みたくて、他の物語も楽しく拝見させて頂きます！ (2023年2月6日 1時) (レス) @page49 id: 5dbaf83bc8 (このIDを非表示/違反報告)
七瀬(プロフ) - そぼろPさん» 最後までお読み頂きありがとうございました！お楽しみ頂けて嬉しい限りです！ありがとうございます！最後までお楽しみ頂けていたら幸いです。次回作もお楽しみ頂けましたらありがたいです！ (2023年1月2日 22時) (レス) id: 652635b4cf (このIDを非表示/違反報告)
七瀬(プロフ) - akikumaさん» 最後までお読み頂きありがとうございました！最高のお言葉頂けて嬉しい限りです、、！次回作までありがとうございます！よろしければお楽しみ頂けましたら幸いです！ (2023年1月2日 22時) (レス) id: 652635b4cf (このIDを非表示/違反報告)
そぼろP(プロフ) - 完結おめでとうございます！とても楽しく拝見させていただいていました。終わり方もとてもすごく好きで、全てが好きな作品でした。次回作も楽しく読ませて頂いてます！ (2023年1月1日 20時) (レス) @page46 id: cdebdf4adb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：七瀬
| 作成日時：2022年12月4日 22時
