可愛い猫 os ページ49
(獣化注意です！！！)
『ただいまー』
仕事を終えて少し遅めに帰ってきた。
スーツを脱ぎ、部屋着に着替える。
リビングに行くと夜ご飯が置かれていた。
私の足元には猫がいる。
『オスマン、ありがとう』
撫でてやると気持ちよさそうにする。
用意されたご飯を食べる。
やっぱりオスマンの作った料理は美味しい。
食べている時もオスマンは近くにいた。
正直言って可愛い。
『ふぁあ……気持ちよかった…』
お風呂から上がり、ソファーに座る。
見計らったのか、オスマンはすぐに膝の上に乗る。
体をぐりぐりと押し付けてくる。
『オスマンくすぐったい…』
けれどオスマンはやめない。
しばらくすると、オスマンは動くのをやめた。
オ「…Aから男の匂いがする」
いつの間にか人間になっていた。
膝の上に乗っていたため、ものすごく重い。
彼は私をじっと睨む。
『お風呂入ってんけど匂う？』
オ「帰ってきたより薄いで」
『んー先輩のタバコの匂いかな…』
毎日こんな感じだ。
オスマンは私からの匂いを嗅ぎ、浮気していないかチェックする。
結構敏感なので大体バレる。
オ「…気に入らへん」
『また付けるん？』
オ「当たり前やん」
彼は私の首筋を噛む。
取られないように、逃がさないために付けるんだとよ。
私はもう、オスマンに溺れているから大丈夫なのにね。
今日もオスマンは気が済むまで印を付ける。
私はそれに耐える。
オ「ん……」
『気は済んだ？』
オ「ん」
オスマンは私をきつく抱きしめる。
私はいつも思う。
オスマンは猫じゃなくて犬ではないのか？
独占欲が強すぎるからね。
オ「明日休み？」
『うん』
オ「……やりたい」
私は拒んだ。
前に無理矢理されたが、今回は無理だ。
何があってもだ。
拒んでいると、オスマンは期限を損ねた。
オ「何で」
『…察してくれ』
オ「あー……分かった」
オスマンは理由が分かり、諦めてくれた。
私の隣に座り、手を握ってくれる。
彼は綺麗な緑色の目で私を見る。
『オスマン…』
オ「A。好き、好き、大好き」
私に口付け、好きだと言ってくる。
これらが彼の愛情表現。
私はそれを受け入れ、彼に溺れる。
オ「A、俺から離れんとってな？」
『大丈夫、離れないよ』
今日もオスマンと一緒にベッドに入る。
お互い抱きつきながら眠りにつく。
明日はオスマンと一緒に何をしようか。
なんて考えながら、彼の額にキスをした。
驚いていたが、すぐに仕返しされる。
あぁ、なんて幸せなんだろう。
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