○幼馴染みの運命 sh ページ41
『いってきまーす』
いつもの朝、私は靴を履き外に出る。
そして、幼馴染みのシャオロンと学校へ向かう。
彼は今日も家の前で待っていた。
『シャオロン、おはよ』
シ「ん、おはよ」
他愛もない話をしながら向かう。
ゾム君の食害、ロボロ君の身長……など。
シャオロンは色々なネタを持っていて羨ましい。
不人気で何もかも平凡だが、これだけは取得だと思う。
ゾ「A、シャオロン、はよー」
『おはよー！』
ゾム君はいつも眠たそう。
彼曰く、夜遅くまでゲームをしているそうだ。
私はゲームが苦手だから、そんなに出来てすごいと思う。
色々話していると、学校についた。
下駄箱はクラス別になっているので、一時的に別れる。
履き終わり、ゾム君と一緒にシャオロンを待った。
いつもより来るのが遅かった彼はぼーっとしていた。
『シャオロン、どうしたん？』
シ「え、いや、別に……」
その話には触れずに歩き、私達は自分達の教室へ向かった。
そして、それぞれの生活を送る。
次に話すのは、放課後だ。
『お待たせー』
シ「おっそ……」
『文句はあの教師に言ってくれ』
雑用が終わり、急いで校門前に向かった。
結構かかったのに、待ってくれたシャオロン。
こういう所は見習った方がいいと思う。
帰り道、いつもの愚痴や面白い話をしながら帰る。
いつもと違うといったら、シャオロンの様子。
何か言いたそうだ。
でも、本人が言うまで知らないふりをした。
『……シャオロン、もう着いたで』
シ「あぇ、嘘！……ほんまや」
『もーちゃんとしぃや！！』
家の前についたのにも気がつかなかったらしい。
……風邪か何かか？
私は心配しながら、別れを告げた。
『じゃあね、また明日…』
シ「……あのさA！」
シャオロンは言いにくそうに喋り出した。
私はきちんと話を聞こうとする。
周りはとても静かだ、私たちだけみたいだ。
なんて変な事を思っていたが、次の言葉に私は驚きを隠せなかった。
シ「俺、彼女出来たから」
『………え？』
この時、この言葉が私の運命を狂わすなんて思いもしなかった。
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次の長編候補その1
学パロ。
シャオロン落ち(予定)
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