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(ちょっと無理矢理なところがあります……)
ﾋﾟｯﾋﾟｯﾋﾟｯ……
私は目を覚ました。
視界もぼやけ、上手く見えも動かせもない。
神「A？」
神が呼んでいる。
私は応えたいので喋る。
だが、彼には伝わっていないようだ。
神「ね、返事してくれへん？」
『………』
神「……ごめん、血液検査させてもらうね」
血を抜かれ、私はもう1度横になる。
何故だろうか。
喋っているつもりなのだが、相手には伝わらない。
神「調べてみたけど、矢に毒が付いていた可能性が高いね。効果としては、声が出ないと感情が顔に現れないことかな」
『…………』
神「頑張って解毒剤作るけど、しばらくはこのままかな。ごめんね」
私は首を横に降る。
ぺ神には何とか伝わったようだ。
神「ありがとう。そろそろ皆を呼ぶね」
ぺ神はインカムを使う。
しばらくすると、治療室の扉が勢いよく開いた。
鬱「Aちゃん！！！！」
大先生が私を勢いよく抱きしめる。
ぺ神は止めようとしていたが、諦めて別のことをし始めた。
鬱「僕がちゃんとせぇへんから、Aちゃんをこんな目に合わせたんや…。本当にごめんなぁ」
『………』
そんな事ない、私が勝手に身代わりになっただけ。
そう、言いたいのに言えない。
表情にも出ない。
大先生は私を揺さぶり、問い続けた。
鬱「なぁ返事してぇや……」
『………』
鬱「俺の事、嫌いになったんか…？」
大先生は悲しそうな顔をして聞いてくる。
違う、と言いたいのに。
大先生が口を開こうとした時、ぺ神が少し笑いながら言った。
神「大先生が浮気したんやから、Aが飽きてもしゃあないやろ」
鬱「違う、俺が一番好きなのはAや！」
神「じゃあ、Aと話せるように、たくさんの愛を与えてみたら？絶対話してくれるって！」
めっちゃ胡散臭い。
けど、大先生には効果があったようで。
鬱「A、もう1度振り向いてもらうからな」
いつもと違う、真剣な顔で言われる。
ぺ神はまだ小さく笑っているが、大先生は気づいていないようだった。
でも、前より大先生に愛してもらえるのなら。
そう思うと、喋られなくなってよかったなと思ってしまう。
大先生、私を愛の力で治して？
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