嫁の仕事 os ページ23
オ「昼飯出来たでー！」
『美味しそう！ありがとね！！』
オ「これぐらいええって」
美味しい…流石マンちゃん。
私も流石に家事は出来る。
だが、彼が居る時はさせてくれない。
仕事が忙しいのに家事を任せてしまうのはっといつも思ってしまう。
でも彼は優しくこう言ってくれる。
「俺がAに危ない事させたくないねん。家に居てくれるだけでも仕事やで！」
私はその言葉だけで救われるのだが、そろそろ限界だ。
『マンちゃん…』
オ「ん？」
『私…嫁だから……旦那さんの為に家事したいんだけど………ダメ？』
オ「ｸﾞﾌｯ…」
『マンちゃん！？』
いきなり吹き出したマンちゃん。
私、何か変なこと言ってしまったのだろうか。
何故か震えてるし…。
やっと落ち着きを取り戻したマンちゃん。
少し顔を赤らめている。
オ「あんなA、俺はAを楽にしてほしいからしとんねんで？」
『え、疲れてないよ？』
オ「俺は知っとるで、A最近寝てないやろ。そんなに気ぃ張ったって倒れたら、俺が悲しいねんけど」
確かに睡眠時間は少なくなった。
ずっと眠たい日が続いている。
でも、仕方がない事だと割り切っていた。
『で、でも……マンちゃんに嫁さんらしい事したいから……』
オ「え…」
マンちゃんに釣り合うようにしていた事が間違っていたのかな。
彼の為に何かしたかったが、それがダメな事だったのか。
では私はマンちゃんがいる日、何をすればいいのだろうか。
『マンちゃん、何したらいいかな？』
オ「……夜、やる？」
『え、やるって何を…？』
一緒に寝るとか…？
え、分かんない。
オ「え、分からんの？」
『分かんない……一緒に寝る事…？』
オ「…そ、そう！だから、今日は俺の部屋で一緒に寝よ？」
『うん！』
一緒に寝るの久しぶりだなー！
なんかマンちゃんがブツブツ言ってるけど、今のうちに皿を片付けよう。
オ「あ！俺がやるめう！！」
『これぐらいさせてよ……』
オ「夜大変やから、今のうちに休んどきや」
一緒に寝るだけで何が大変なんだろう。
無知な私にはこれから起こることが分からなかった。
ちなみに、次の日起きれなかったのは秘密です……
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