▲これからの関係 os ページ16
また会ったな、Aやで。
『ーーーーって事があったんよ』
「認めぬ」
『やんな』
今何しとるかって？
オスマンと外交しとった部屋に戻り、話した事を伝えたんよ。
まぁあの告白を半分受けっとたみたいなもんやからな。
え、言うの早い？
オスマンが言い始めたから、しゃあないしゃあない。
「第一、何故あん時に会ったのを伝えなかったんや！」
『そりゃあアンタに色々言われるからや！！』
「そこが1番大事やろが！！！アホか！！」
喧嘩になったの。
うちは絶対悪くないで、絶対。
あ、そこで慌ててる部下よ、すまぬな。
「はぁ……言っとくけどなA」
『なんや』
「お前、縁談めっちゃ来とるの知らんやろ」
『は？』
初耳なんやけど。
こんな自由で軍に所属しとる女が好きなやつなんてそんな居らんはずや。
ほら、オスマン達だってびっくりしとる。
『え、うちはその人らの中の1人と結婚するんか？』
「予定ではそうや」
オ「あまり口を挟みたくないのですが、それはどうすることも出来ないのでしょうか？」
「俺だって断りたいんですけど、難しいんですよ」
『力の問題やろ』
この国はあまり強くない。
出来るだけ争い事を避けて生きてきた国。
戦争を吹っかけられたら終わりなんや。
どうせ縁談を成功させたいが為に、脅されてるんやろな。
「んーじゃあこうしよう。“恋仲になりたければ、縁談を持ちかけた他の国を黙らせろ”てのはどうや」
オ「簡単ですね」
『え』
戦争？？
平和主義やから辞めてもらえんかの。
「ほぅ何故そう思える。戦争するんか」
オ「お忘れですか？この国は××国の舞踏会に参加されますよね。その時に見せつければいいと思いまして…」
参加国は把握済み。
ちょっと怖いけど、流石やね。
この勝負、うちらの勝ちではないのか？
「成程、恨みを買わぬように気をつけなければいけないな」
オ「大丈夫ですよ。この国が戦争するのであれば必ず手伝います」
「これは心強い。………こんな時間だ、もうそろそろお開きにしようか」
『護衛！全体に指示を！』
これは認めてくれるって事でいいんかね。
嬉しい、でも、縁談については怖かった。
知らない人と結婚なんてしたくないからの。
オ「A」
『なんや』
オ「安心しといて。俺が何とかするから、大人しく守られとき」
『…分かった』
こんな幸せな事ってあるんや。
神も捨てたもんちゃうねんな。
これからが楽しみや。
ちゃんと守ってな、愛しい人よ。
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夢主口調迷子で草
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