伍拾壱ノ舞 ページ10
……これは、紛れもない現実では無かった？
……なぜ今私は鬼なの…？
『……ハッ
夢……』
どうしよう、思い出してしまった。
私が鬼になった経緯も、幸せだったあの頃も。
どうして鬼なんかに……！！！
嫌だ
誰か、私を……
『嫌……』
気付けば私は、遊郭を飛び出していた。
時は夜。
鬼の活動時刻と共に、鬼殺隊の活動時刻となる。
『足抜けと思われてもいい…！
私は、私は鬼でいたくない……！
誰か、私を斬って…………！！！』
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
善逸｢なぁ炭治郎、Aちゃんの声しなかったか？｣
炭治郎｢俺は善逸のように耳が良くないから聞こえなかったが、Aと強い鬼の匂いがした…。｣
伊之助｢それってよ、Aが近くにいるって事だろ！
探すぞ、紋逸、健太郎！！｣
『……っはぁ、はぁ……』
あれは……！？
『炭治郎！！！
お願い！！！！！
私の首を斬って……！！！！！』
炭治郎｢A…！！！
どういう事だ！
首を斬ったらAは死んでしまうんだぞ…！｣
『いいの……！！！
鬼でなんかいたくない！！！
鬼舞辻無惨に見つかる前に…はやく！！！
はやく私の首を斬っ……』
【べべンッ】
『って……』
鬼舞辻｢記憶が戻ったらしいな、A。
そんなに鬼で居ることが嫌なのか？
老いることも死ぬ事もないこの完璧な存在でいたいだろう？｣
『嫌よ！！！
私は鬼で居たくない！！！
首を斬って貰えないなら自分で斬る！！！
刀がないなら陽の光に当たってでも……！』
鬼舞辻｢ふん、お前が上限の零である限りは私以外お前を殺 せない。
私の血をやろう。そしてまた記憶を無くせ。
私の忠実な部下に戻るんだ。｣
『何があってもそんなことは嫌よ……！！！』
お願い、誰か。
私を、この地獄から救い出して……！！
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 145人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「鬼滅の刃」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
燎(プロフ) - せなこさん» コメントありがとうございます。どんでん返しですね（？）宜しければ他作品もよろしくお願いします！ (2020年5月18日 2時) (
レス) id: 7e45704c3f (このIDを非表示/違反報告)
燎(プロフ) - せなこさん» コメントありがとうございます。どんでん返しですね（？）宜しければ他作品もよろしくお願いします！ (2020年5月18日 2時) (レス) id: 7e45704c3f (このIDを非表示/違反報告)
せなこ - かなり胸の奥がジーンって来た…それにしても、事実が分かった途端の柱たちの手の返し方がすげぇ笑私だったら絶対許せん (2020年5月16日 21時) (レス) id: e5a579051a (このIDを非表示/違反報告)
燎(プロフ) - カルラさん» ありがとうございます！！よろしければ他作もおねがいいたします！ (2020年4月22日 12時) (レス) id: 7e45704c3f (このIDを非表示/違反報告)
カルラ - 泣けます！！！夢主ちゃん頑張ったね！(泣 (2020年4月21日 17時) (レス) id: 4288c2188b (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：燎 | 作成日時：2019年11月18日 22時
