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127:新生活 ページ30













エルネストside



『そんな、働くだなんて..!

私、サーカスに帰らなくちゃ..。』








「...貴方は、今の現実が嫌になったんじゃないんですか?」




熊のおじいちゃんは、語りかけるようにいった。





「貴方に何があったのかは私には分かりません。でも、これだけは分かります。

貴方は《忘れ去られた存在》だということがね。」





『_____ッ!!』





まったく、その通りだ。





お客さんを笑わせられない道化師。


先輩の辛い扱いに何も言えなかった道化師。







___私なんて、いなくていい存在なんだ。








.







ポロッ_____



「泣かないでください。あ、はいこれハンカチです。」





『すみ ませ ん、ありがとうござ いま す.。』




私は溢れ出てくる涙を一粒一粒すくうように、ハンカチで拭いた。



「__先ほども言いましたが、ここは『忘却の街』です。忘れ去られたものたちがくる街。




貴方と同じように辛い経験をした人や、ものたちしかこの街にはいません。貴方を『いらない存在』だと思う人は一人もいませんよ。」





『本当、ですか...?』









「ええ、もちろん。




どうです、この街に住んで、私の店で働きませんか?」



モノクロだった世界が、一瞬にしてカラフルな世界へと変わった。







『...はい、喜んで!!』





エルネスト・ドルチェ、




新しい場所での生活が始まります。

128:緑竜は逆らわない→←127:どこにも居場所はない



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零兎(プロフ) - 小説読んであらすじ見てきますー (2017年8月1日 21時) (レス) id: 377a049b03 (このIDを非表示/違反報告)
零兎(プロフ) - [壁]_-)お久しぶりです。誰か居ますか? (2017年8月1日 21時) (レス) id: 377a049b03 (このIDを非表示/違反報告)
みかん☆ - 更新します! (2016年7月31日 21時) (レス) id: 2b73766c3c (このIDを非表示/違反報告)
神楽柚希.@じゅんは我の彼氏.(プロフ) - 猫田あみいさん» 教えてくださりありがとうございます…!!タイトル入れてきますねッ. (2016年5月31日 23時) (レス) id: f95df422fb (このIDを非表示/違反報告)
猫田あみい(プロフ) - 神楽柚希.さん» タイトルが抜けてますよヽ(´o`; (2016年5月31日 20時) (レス) id: 26aa867e92 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:りあ x他6人 | 作者ホームページ:http  
作成日時:2016年2月23日 0時

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