【企画小説】忘却の街.third

110:街巡り。 ページ12

エーヴィside

お店は日常生活に、困らず。
この街のお金も無い私は、落ち着いた後、バイトを始められないか探した。

靴屋？...ニールセン。
わぁ、色々な種類あるなぁ。

入ってみよう。
ゆったり入り、違和感と言うか、一人？

「いま、すよね？」

『...』

無口な青年だ。

「店長さん、ですか？」

『あぁ。いらっしゃい...靴、気になるのか。』

反応してくれた。

「でも、知らないです。...お金も無いし、」

そこは素直に言っとけば...悪い気もするけど。
そうしたら、青年から意外な一言が。

『......バイト来たら？』

「...！ありがとうございます！」

『...。興味あるならだけど...色々、教えてあげるしバイト代も出るから。』

そして、考え込んでいた理由だろうと、突っかかっていた一言を言う。

『...暫く住み込みでも構わない。...ただ、ちゃんと住みを見つけるならだけどな。』

「ホントですか！ 日を改めてきますね！バイトの件はお願いします」

いろいろ察したらしく、去って行った。
出ていって巡り巡って、浮かれていたらぶつかるだろう。

だから気は抜かないけど。

それは、どうなのだろうか。
いいことなのか、だめなのか.....

新たな人と出会うことになる気がします。
きっと、私にとっては悪いことでしょう。

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