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109:ハーブティー ページ11

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エルネストside




熊のおじいちゃんに連れられて、やってきたのは木でてきた温もりのある建物。ショウウィンドウの熊の人形が愛らしい。



古そうな木のドアをギィと開き中に入ると、ふわっと爽やかなミントの香りが突き抜けた。



「どうぞ、適当にカウンターに座って下さい。」



ブールさんはそう言って微笑むと、お茶の準備をし始めた。





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熊がキッチンに立っているなんて、絵本に出てくるファンタジーの世界中。ブールさんに失礼だが、違和感しかない。



「この店自慢のハーブティーです。どうぞ、召し上がって下さい。」


『あ、ありがとうございます。』







___こくっ







『.......美味しい!』




新鮮なミントの香りが口に広がっていく。でも、普通のミントじゃない。



『あの、これアップルミントですよね?』



「良くご存じで、お嬢さん。先程摘んだばかりの取れたてなんです。」





アップルミントのハーブティーは、私がハーブティーで一番好きなお茶。まさか、こんなところで飲めるなんて。





『私、ハーブティーが好物で。まあまあ詳しいんです。』





「_____ほう。」







『こんなお茶、自分で作れたら楽しいんだろうな。』







私が言ったこの一言が、運命を変えるなんて。






『__!すみません、長居してしまいましたね。私、帰ります。』






そんなこと、思っていなかったのに。




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「お嬢さん、うちで働きませんか?」



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零兎(プロフ) - 小説読んであらすじ見てきますー (2017年8月1日 21時) (レス) id: 377a049b03 (このIDを非表示/違反報告)
零兎(プロフ) - [壁]_-)お久しぶりです。誰か居ますか? (2017年8月1日 21時) (レス) id: 377a049b03 (このIDを非表示/違反報告)
みかん☆ - 更新します! (2016年7月31日 21時) (レス) id: 2b73766c3c (このIDを非表示/違反報告)
神楽柚希.@じゅんは我の彼氏.(プロフ) - 猫田あみいさん» 教えてくださりありがとうございます…!!タイトル入れてきますねッ. (2016年5月31日 23時) (レス) id: f95df422fb (このIDを非表示/違反報告)
猫田あみい(プロフ) - 神楽柚希.さん» タイトルが抜けてますよヽ(´o`; (2016年5月31日 20時) (レス) id: 26aa867e92 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:りあ x他6人 | 作者ホームページ:http  
作成日時:2016年2月23日 0時

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