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無事にディルックと仲直りをして数日。屋敷周辺の掃き掃除をしていると、「 A〜！ 」とどこからか私を呼ぶ声が聞こえてきた。この元気で明るい声はパイモンだ。
私が手を振ると、パイモンも手を振り返してこちらに飛んできた。後ろからは蛍がゆっくりと歩いてきている。
「 お前、この間のディルックの旦那の誕生日パーティに来なかっただろ！ オイラたちの璃月での冒険譚を聞かせてやろうと思ったのに〜！ 」
「 ごめん、ちょっと色々あったんだ。今から休憩に入るから良かったら聞かせてくれない？ 」
「 もちろんだぞ！ オイラたち、今日はお前に会いにここに来たんだからな！ 」
屋敷の裏側には従業員が休憩するためのスペースが設けられているため、そこに向かうことにした。
「 何か飲む？ ココアもコーヒーもある。稲妻のお茶もあるよ 」
「 じゃあお茶をもらおうかな。パイモンもそれでいい？ 」
「 おう！ 丁度 次の目的地は稲妻だしな！ 」
ズキン。また頭痛だ。稲妻という言葉を口にしても、耳にしても、何故かいつも頭痛が起こる。一番最初はディルックが持ってきてくれた本のうちの一つ、テイワット観光ガイドだったか。すぐに治まるからあまり重要視はしていないが…。
お茶を用意するために一度 屋敷へと戻る。このお茶は今は手に入れることが難しい貴重な稲妻のお茶だ。実は私は稲妻のお茶を飲んだことがないので少し楽しみにしている。
トレーを持って屋敷の外へ出ると、丁度 出勤してきたらしいヘイリーと鉢合わせた。「 おはよう、ヘイリー 」彼女には何故か避けられているが、しっかりと挨拶はする。
「 お、おはよう、A 」
ヘイリーは目こそ合わせてはくれないけど、挨拶をするといつも返してくれる。普段ならここで会話が終わるのだが休憩スペースに戻ろうとする私にヘイリーが話しかけてきた。
「 Aっ 」
「 ん？ どうしたの、ヘイリー 」
ヘイリーから話しかけてくることなんて滅多にない。驚いてトレーを落としてしまいそうになったが、なんとか持ちこたえた。
「 この間のディルック様の誕生日パーティ来れなかったでしょ？ その時に、これ。バーバラさんが次の公演の招待状を渡してほしいって… 」
「 本当に？ 実はバーバラの歌を聴けなくてかなりショックだったんだ。ありがとう、ヘイリー 」
「 う、ううん！ じゃあまたね！ 」
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杏仁豆腐のスプーンになりたい - 続きすんごい気になる……更新頑張ってください…！ (4月29日 1時) (
レス) @page49 id: 6ae8607e98 (このIDを非表示/違反報告)
杏仁豆腐のスプーンになりたい - 流石に可愛すぎる (4月29日 0時) (レス) @page7 id: 6ae8607e98 (このIDを非表示/違反報告)
しゅた - 本当に面白いです！！きゅんきゅんして見てます！！！更新頑張ってください！ (2023年2月13日 12時) (レス) id: 7bb104c929 (このIDを非表示/違反報告)
りり(プロフ) - 楓さん» うわあ！お返事遅くなりました！ありがとうございます！！その辺も書いてきますよ〜✍🏻 (2022年12月29日 19時) (レス) @page38 id: adb855f002 (このIDを非表示/違反報告)
楓(プロフ) - ダァッ！！！！続きが気になります、、、主ちゃん一体何者なんだ、、 (2022年12月11日 13時) (レス) @page45 id: 4c22f265eb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りり | 作成日時：2022年11月21日 3時
