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照side
また、ある日のこと。
また、いつものようにトレーニングを終えて、コンビニに寄って帰ろうとした時。
これまた同じ場所で、人が飛び出してきて、ぶつかって。やっぱり、うわって声が出た。
また、うわって。
翔太じゃねぇんだからさぁ、俺。笑
思わず、笑った。笑って、そのまま上げた顔。
目に映ったのは、こないだのキミ。
運命じゃん、って一瞬思った。
でも直ぐに、そんな事考えてる暇ねぇなって気づいた。
だって、君が、余りにも怯えた顔してて。ガタガタ震えて、少しだけ触れた指は、とても冷たかった。
そんな君の視線の先には。
黒ずくめの、男が立っていた。
…あぁ、コイツ、だったのか。
君があの日、あんなにも怯えていた理由は。
そして今も、この男のせいでそんな顔してるんだね。
『そんな顔、しないで』
『俺に任せて』
.
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作者名：coral | 作成日時：2020年3月1日 21時
