2日目 朝 ページ5
・・・特に変わりようのない朝。
嘆くものもおらず、悲しむものもいなかった。
―——本日の犠牲者はいません。
ジェイバー「うーわどっちだこれ…」
ゲッカ「どちら、とは?」
ジェイバー「誰かが防衛成功したのか、悪魔がそもそも襲撃を行わなかったか…
ひとまず占い結果を頼む」
ゲッカ「はい。ふたりしかいないうちにいっておきたいです。ゲッカは……神官じゃありません。」
ジェイバー「…!」
ゲッカ「もしも、ジェイバーさんがあくまなら……ふたりだけのうちに、おしえてください。」
ジェイバー「…まず聞く。お前は“どっち”だ?」
ゲッカ「……このセカイはおかしい。それだけです。」
ジェイバー「…そう、か…」
ゲッカ「はい。ジェイバーさんは“どっち”?」
ジェイバー「…"与えられたもんを受け入れて生きていくのも、悪くないぜ"?」
ゲッカ「ふふふ。あはははっ!……よかった。ジェイバーさん、あなた、あくまじゃありませんよね?」
ジェイバー「…あぁ、そういうことか。」
ゲッカ「ごめんなさい。ゲッカは、やっぱり神官なんです。カマ、かけました。あなたが狂ってる人間だったらまずい……って。でも、よかった」
ジェイバー「そうかい…俺はただの一般人だ。頼りにさせてもらうか」
涼水花「へぇー、今日は犠牲者なしかぁ。もしかして、悪魔はここには今きてなかったりするのかな?」
ロキ「…おはよぉ…まだ、起きてない人いっぱいだね…」
ゲッカ「おはようございます。改めていいます。ジェイバーさんは、あくまじゃありません。」
ロキ「…ゲッカが選んだのは、ジェイバーなんだね…理由とか…ある…?」
ゲッカ「メアドさんの、だいいちはっけんしゃが、ジェイバーさんだったからです。それに、かれは“このなかにあくまがいる”と、いちばんさいしょにいいました。げんじょうののみこみが、はやすぎる。」
ジェイバー「…正直なところ、俺自身もよくわからん。
ただ…何か同じような状況に立ち会ったことがあるような気がするんだよな…」
ロキ「…こんなおぞましい状況に…?…人生どうなってるの…」
ゲッカ「でも、かれはあくまじゃない。狂ってる人間のかのうせいもあるけど、あんぜんです」
ロキ「…そうだね…これでジェイバーが狂ってたら…人間不信になりそう…」
ジェイバー「安心してくれ…とは言えねぇよなあ…」
ロキ「…でも…ロキはジェイバーのこと信頼するよ…多少は…」
5人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
因幡 月花(プロフ) - 今から落ちます。多分、しばらく来られないかと……すみませんm(_ _)m (2023年1月26日 18時) (レス) @page5 id: a9aa0fa550 (このIDを非表示/違反報告)
蛙飛び込む - リアルで不気味な世界観好きです!! (2023年1月25日 20時) (レス) @page4 id: 9cfc2f61bc (このIDを非表示/違反報告)
YUI*p(プロフ) - 《主催様及び参加者様へ》日中は浮上率低めになります。やるもやらぬもご自由ですので、把握お願い致します。 (2023年1月25日 20時) (レス) id: 804b0d7da1 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ルーチェ x他6人 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/ugt8ragist4/
作成日時:2023年1月23日 20時