89.大粒の涙 ページ44
. .
秋「じゃあここに寝転がって」
「はい！」
マッサージベッドに寝転がると、秋山さんの表情が少し変わった。
秋「………」
「秋山さ『あのさぁ。』
秋「もうちょっと警戒したほうがいいよ。」
「…え？」
すると
「…！？！」
いきなり私の上に覆いかぶさってきて、
練習着を引きちぎられた。
「やめてください！！」
べチンッ！
秋「…痛った…」
私の手は無意識に、秋山さんの頬を叩いていた。
「え、…あ、ご、ごめんなさい！
でも、あの…」
秋「今日はこのくらいで終わってやるよ。
誰にも言うなよ…。」
その目はさっきの練習中とはうって変わって…
とんでもなく恐ろしくて恐怖さえ覚えた。
「………」
無言でその場を立ち去って、ドームの廊下をかけていく。
私の目には大粒の涙が溢れた。
肩もとんでもないくらい、震えてやまない。
「…あっ」
やばい、来る方向間違えた。
グラウンドの方に戻ってきちゃった。
慌てて引き返そうとすると、誰かに腕を掴まれた。
「…？」
勇「どこ行くん」
「は、やとさん…っ」
勇「え、まって、服破れてるやん！」
「あ、…いや別に、」
勇「なんもないわけないやろ？！どしたんや！」
「勇人さんには関係ないじゃないですか！」
あ、いいすぎたな。
ってゆーのはすぐにわかった。
私も馬鹿だな。心配してくれてるんだからもっと優しく返せばいいものが…。
勇「…あっそ。勝手にせえよ。」
「…あ……」
いつもと違う目つき。声のトーン。空気。
こんな二人を不思議に思ったのか、たくさんの選手が寄ってきた。
長「A、どうしたの？服もはだけてるし。」
そう言ってパーカーをさっとかけてくれた。
こーゆーのが大人の優しさって感じだよね。
「…ありがとうございます。」
村「お前ら試合前だってことわかってんのか？」
「…ｺｸﾝ…」
村「はぁ、ならちゃんと仲直りしろよ？」
「…はい。」
村田さんには悪いけど、
やっぱり勇人さんと私は合わないんだよ、きっと。
ただでさえ、さっきのことが怖くて頭が真っ白なのに…。
もう、どうしたらいいのかわかんない。
また大粒の涙がでた。
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aya(プロフ) - な つ きさん» ありがとうございます！楽しいにしてますね♪ (2017年9月6日 1時) (
レス) id: 59fe0781e3 (このIDを非表示/違反報告)
な つ き(プロフ) - 実玖さん» そんなの嬉しすぎる〜。ありがとうございます！！ (2017年9月5日 7時) (レス) id: 3e6ff657de (このIDを非表示/違反報告)
な つ き(プロフ) - ayaさん» あやさん！お久しぶりです(*^^*)実は次の作品のメインを石川慎吾選手にすることに決めました！リクエストありがとうございます！詳しくまた載せますので、楽しみにしてて下さい〜！！ (2017年9月4日 21時) (レス) id: 3e6ff657de (このIDを非表示/違反報告)
実玖(プロフ) - な つ きさん» いえいえ！更新楽しみで読みすぎて見つけちゃいましたww (2017年9月4日 19時) (レス) id: fb928da0c0 (このIDを非表示/違反報告)
な つ き(プロフ) - あ！秋山さんでしたっ！完全な入力ミスです…（笑）ご指摘ありがとうございます！ (2017年9月3日 19時) (レス) id: 3e6ff657de (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：な つ き | 作成日時：2017年8月7日 14時
