鉄壁の二遊間。~You&I~ (ページ32)

今日:4 hit、昨日:6 hit、合計:265,391 hit

30.新人ちゃん♪① ページ32

.

？「A～！この企画の写真とってもいいかな？」

「あ！！もちろん～！！」
　

最近、私に新しい女友達ができたんだ！

彼女の名前は ” 山田紗友” (ヤマダサユ)ちゃん！

何とあのスワローズの山田哲人選手の妹さん！！

ウチの球団職員(？)で、トレーナーとか広報とか
色々やってくれてて才色兼備で美人～☆

出会ったのは………

￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣遡ること2日前。

監「ええ～。今日から新人の球団職員の子にきて
　もらった。ヤクルトスワローズの山田選手の
　妹さんの山田紗友さんだ。」

紗「あ、おはようございます！山田紗友です！
　主にトレーナーや広報を担当します！
　よろしくお願いします！！(^^)」

　

この子の第一印象。

” か、可愛い！！ ”

折角だから話しかけてみようかな！

そう思ったものの、練習が忙しくて、そして
その子を見つけることも出来ず……

そんなこんなで交流戦の西武戦の3戦目が始まった。

今日はいつも通り2番セカンド。

新人ちゃんに話しかけたかったんだけどなぁ…。

試合も黒星ばっかだし、勝たないとだし。
集中、集中！！

そして私の最後の4打席目のことだった。

西武のピッチャーは疲れきっていて球もあまりキレがない。正直言うと打ちごろの球。

狙いを定めようとまずはジックリ見……

そのとき、

かなりの勢いでボールが私の背中に直撃。

思わず倒れ込んでしまった。

するとベンチから多くの人が出てきて…
その中には新人ちゃんの姿も…

勇「おい！大丈夫か？？」

監「……」

　

監督は考えた顔で見つめている。

正直、プロ初のデッドボールだったから、ちょっと
痛かったけどもう大丈夫。

でも代走で立岡さんに入ってもらって
ベンチ裏で休憩することになった。

.

紗「あの…大丈夫ですか？？」

ベンチに腰掛けた私の前に
ずっと話したかった女の子。

そう紗友ちゃん。

「…あ、うん。大丈夫です。」

紗「あ、でも一応見せてください！腫れてる
　可能性あるんで！！」

そして別室に行って私のアンダーシャツをめくって
腫れの具合を見た。

紗「あぁ～。青くなってます…。
　今すぐ冷したほうがいいです！！」

そしてアイシングやら氷嚢やら出して
私の背中に当てた。

.