検索窓
今日:17 hit、昨日:6 hit、合計:265,404 hit

27.高校時代 勇人side ページ29

.








「なぁ、なんか喋れよ」

A「え、何をですか?」






俺はこいつと今から飯食いに行く予定。

東京帰ってきた日の夜に、昨日言ってた飯おごるってゆーからさ。

でも俺の車ん中でずっと沈黙。

俺、こいつと二人でおるときって何話してるっけ?





「はぁ…沈黙耐えられへんねんけど。」

A「えー。そんなこと言われても…」

「あ!!そーや!
 お前の高校ん時の話聞きたい!」





まず大卒やから、
どこの高校出身かも知らんねんなぁ〜。

でもすっごい困った顔してる。







「え?なんかマズイん?」

A「え、いや。話すと長くなりますよ?」






そんなん気にせーへん、ってゆったら話し始めた。




 

A「わたし東京出身で、そのまま東京の高校に
  行ったんです。もちろん私立で野球の超強豪
  校で。関東一高なんですけど…。」


「あー。知ってる知ってる。
 でも女子なんてその時は無理やろ?」


A「はい…。何度もお願いしたんですけど、
  やっぱり無理でした。それで諦めて転校した
  んですよ。」


「え、転校してまで続けようとしたん?」
 

A「はい。やりかったんで!(笑)
  それで普通の強豪でもない女子高校の野球部
  入ったんです。もちろん20人くらいしかいな
  かったんで、すぐレギュラーとれました笑」
 

「女子校か〜。そんなJK時代もあったわけね」


A「ありますよ!そりゃ!!」









まぁでも野球漬けで、普通の女子高生がしてるようなことは全然してへんのやろな。

すごい想像できる(笑)







A「でも辛いときとかも結構ありましたよ?
  女子なんで、ちょっとしたことで…。」


「でもどーせお前のことやから、そんなん気にせん
 と野球やってたんやろ(笑)」


A「え!なんでわかるんですか!(笑)」


「だって、今の野球に対する姿勢見てたらわかる
 で。めっちゃ頑張ってるもん。」









そう言ったら頬を赤らめて…


言ったこっちまで照れてくるやんか。








「…っあ!着いたで!」









そんなことを話していたら目的の居酒屋についた。




.

28.なんでそんなに優しいの?→←26. +作者より



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.5/10 (56 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
285人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

かずき(プロフ) - この続きは、ありますか? (2018年11月11日 4時) (レス) id: 115a787401 (このIDを非表示/違反報告)
実玖(プロフ) - な つ きさん» いいえ〜^^ (2017年7月24日 9時) (レス) id: fb928da0c0 (このIDを非表示/違反報告)
な つ き(プロフ) - 実玖さん» すいません、間違えて保存していました!お騒がせしてすいませんっ (2017年7月24日 7時) (レス) id: 3e6ff657de (このIDを非表示/違反報告)
実玖(プロフ) - お話が急に飛んでしまっていると思うのですが気のせいでしょうか!汗 私の間違いだったらすみません! (2017年7月23日 18時) (レス) id: fb928da0c0 (このIDを非表示/違反報告)
実玖(プロフ) - な つ きさん» こちらこそ嬉しいです!ありがとうございます♪ (2017年7月22日 21時) (レス) id: fb928da0c0 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:な つ き | 作成日時:2017年7月17日 21時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。