【今日から俺は!!】好きになっちゃった。【短編集】

#＿2 ページ6

(三橋side)



昨日の談義の結果、まずは会話をすることから始めようというthe！初歩的なことから始まった。




よぅし、まずは軽快なステップで近づいて…





｢＿やぁ、お嬢さん。機嫌はどうかな？｣






『あっ、三橋くん！私なら元気だよ！』





｢＿＿そうか。それなら良かった。それじゃ、俺はここで。｣





『？うん！』







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(三橋side)




伊藤｢…おい、お前見てたけどよ。なんだ、あの喋りかけ方は｣




三橋｢うるさーいｯ!!誰だって好きな女を目の前にしたら緊張するもんだろォがえぇ!!!!｣





伊藤｢お前緊張するとあんな英国紳士みたいな喋り方になんのかよwwwwwww｣





三橋｢笑うなぁ!!そんな奴にはヤシの実ドーン!!!!!!｣





伊藤｢うわｯ!!!!テメェ!!危ねェじゃねェか!!!!!!｣





三橋｢ドーン!!!!!!ドーン!!!!!!ドーン!!!!!!｣






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(三橋side)



それから俺はめげずに喋りかけ続け、何とかデートの約束をこじつけることが出来た。






三橋｢伊藤よ……俺は……ようやっと…この日を迎えることが出来たんだ…｣




伊藤｢おう、やったじゃねェか｣





三橋｢感動が少なーい!!!!!!｣





伊藤｢でもよ、お前にはいい経験だったんじゃねェか？｣




三橋｢あ？どういう意味だよ｣





伊藤｢今回お前がAちゃんに恋したことで気付いたろ。
喧嘩とか、それ以外ことにはお前みたいにどんな卑怯な手を使っても通用するだろ？｣





三橋｢おい｣





伊藤｢でもさ、恋っつーのはそういうの、通用しねーんだよ。どんなに卑怯な手を使っても、回り道しても、相手には届かねーんだ。
だからよ、真っ向から挑まねーといけねぇんだよな。｣




どこか遠くを見つめながらそう呟く伊藤。









三橋｢伊藤………





てめぇ何カッコつけてんだ!!!!バカか!!大バカ村の村長さんにターーッチ!!!!｣





伊藤｢なっ、うるせぇ！！てかタッチすんな！！｣

#＿3→←恋にも卑怯は通用する？しない？【三橋 貴志】

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