# ページ33
そのことを分かってエスタロッサは言ったのか。
現状私はエスタロッサと普通に会話しているが、その行為も結構危ないのだ。
さっきも言った通り、ゼルドリスの束縛はどんどん厳しくなっていっている。
それ即ち私の行動も制限されるわけで。
私は既にゼルドリスとの約束《他の異性と喋らない》を破ってしまっている。
このことがゼルドリスにバレれば、エスタロッサはもちろん、私も殺 されるかもしれない。
まぁ、あくまでバレればの話。そんな甘い考えが後に私を苦しめることになるとは、知る由もなかった。
『んー、まぁ普通だよ』
「……そうか。まぁ、それならいいけどよ」
そう答えるエスタロッサの顔はどこか曇っていた。
その表情に違和感を抱きつつも、私はエスタロッサに別れを告げる。
『私、そろそろ行かないと。じゃーね』
「おう」
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
エスタロッサと別れ、来た道を辿る。
……それにしても、さっきのエスタロッサの表情。
どうも引っかかる。
やっぱりエスタロッサは今の私たちの状況を知っていてあの質問をしたんじゃないだろうか？
しかしそんな考えも一瞬で吹き飛ぶような出来事が起きた。
「A」
嫌という程聞きなれた声。
後ろを振り向かずとも、声の主は誰だか分かった。
『…どうしたの？ゼルドリス』
振り返ると、いつも通り眉間にシワのよっているゼルドリスが立っていた。
「…お前、さっきまで何処に行っていた？」
『そのへんふらふらしてたの』
「………」
疑うような目付きで、私を見るゼルドリス。
その目付きを見て、焦燥感に駆られる。
“バレたか？” そんな考えだけが頭の中を駆け巡る。
何か、何か話さなくては。
『散歩してたのはほんとだよ。ふらふらしてただけ。』
そう言うと、ゼルドリスは「そうか」と呟き、私に近づいて＿＿
「じゃあ何が嘘なんだ？」
『＿＿＿＿＿え』
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グラシデア(プロフ) - すみません、リクエストしたんですが完結ということは書いてもらえないんでしょうか？ (2018年11月2日 8時) (
レス) id: a4804d91b1 (このIDを非表示/違反報告)
金盞花(プロフ) - リクエストいいですか…？嫉妬してるゼルドリスとかお願いできます…か？ (2018年10月20日 15時) (レス) id: f911aa3382 (このIDを非表示/違反報告)
駆け出したゴリラ(プロフ) - グラシデアさん» 溺愛ですね！了解しました！ (2018年9月17日 14時) (レス) id: d5cf41a320 (このIDを非表示/違反報告)
駆け出したゴリラ(プロフ) - ぶるうべりぃ♪さん» いえいえ！リクエストありがとうございました！またリクエストがありましたらコメントでよろしくお願いします！ (2018年9月17日 14時) (レス) id: d5cf41a320 (このIDを非表示/違反報告)
グラシデア(プロフ) - リクで、ゼルドリスに溺愛される話がみたいです…！「甘々」ではなく「溺愛」です！(大事なので2回言いました) お暇でしたらお願いします(_ _) (2018年9月10日 0時) (レス) id: a4804d91b1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：駆け出したゴリラ | 作成日時：2018年5月25日 21時
