# ページ21
エスタロッサ「おいおいマジかよ。こんなイケメン二人を相手にどっちでもいいなんて言うのか？」
『え？』
ゼル「仕方ない。兄者、この際やはりジャンケンで決めるしかなさそうだ」
『いや安い安い！そんなんで私の恋人決まんの！？』
ゼル「じゃあどうしたら俺を選んでくれるんだ」
『よし分かった。私をキュンとさせられた方にしよう。』
エスタロッサ「キュン、か…余裕だな。」
ゼル「…ふん、いいだろう」
こうして、キュンキュン対決が始まった。(?)
『じゃあまずエスタロッサからね』
エスタロッサ「悪いなゼル。お前の出番はなさそうだ」
ゼル「Aが選ぶのは兄者ではなくこの俺だ」
『はい、落ち着いて。じゃあエスタロッサ、どうぞ』
はじまりの合図と共に、エスタロッサは私の肩を掴んで近くにあった壁に押し付け、顎クイをしてきた。
エスタロッサ「俺が好きなのはお前だ。俺と付き合わねぇか？」
『……っ』
普段見せることのないような表情で言ってきたものだから、思わずキュンと来てしまった。
エスタロッサ「どうだ？キュンと来たか？」
『…うん』
エスタロッサ「ほら見ろゼル。お前の出番はなかったぜ」
ゼル「ふざけるな。俺がここでAを兄者以上にキュンとさせれば俺の勝ちだ」
自信満々げに出てきたゼルドリスは私をどのようにキュンとさせてくれるのか。
『じゃあ、どうぞ』
そう始めると、ゼルドリスは私の服の裾をキュッと握りしめ、
ゼル「A……俺を、選んでくれないか…？」
『！？』
ゼルドリスもまた普段絶対に見せないような気弱な顔で言ってきたので、もっと強引に来ると思っていた私は衝撃を受けた。
エスタロッサも同様に衝撃を受けた様子だ。
ゼルドリスが絶対にしないような顔を今している。
眉毛が下がっている。
いつも釣り上がっている眉毛が下がっている。
なんかだんだん犬の耳が見えてきた。
しかも裾掴まれてる。
そして眉毛下がってる。
そんな考えが頭を回っていると、ゼルドリスはいつもの顔に戻って、
ゼル「どうだ。絶対キュンと来ただろう。兄者、よく覚えておけ。これがギャップ萌え……倒れたようだな」
エスタロッサ「今回は負けたが次は負けねぇからな？ゼル」
ゼル「ふん、望むところだ」
こういってゼルドリスは自信ありげに鼻を鳴らすのだった。
グロキシニア 【M・Mっち さんリクエスト】→←エスタロッサ×ゼルドリス【取り合いVer.】
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グラシデア(プロフ) - すみません、リクエストしたんですが完結ということは書いてもらえないんでしょうか？ (2018年11月2日 8時) (
レス) id: a4804d91b1 (このIDを非表示/違反報告)
金盞花(プロフ) - リクエストいいですか…？嫉妬してるゼルドリスとかお願いできます…か？ (2018年10月20日 15時) (レス) id: f911aa3382 (このIDを非表示/違反報告)
駆け出したゴリラ(プロフ) - グラシデアさん» 溺愛ですね！了解しました！ (2018年9月17日 14時) (レス) id: d5cf41a320 (このIDを非表示/違反報告)
駆け出したゴリラ(プロフ) - ぶるうべりぃ♪さん» いえいえ！リクエストありがとうございました！またリクエストがありましたらコメントでよろしくお願いします！ (2018年9月17日 14時) (レス) id: d5cf41a320 (このIDを非表示/違反報告)
グラシデア(プロフ) - リクで、ゼルドリスに溺愛される話がみたいです…！「甘々」ではなく「溺愛」です！(大事なので2回言いました) お暇でしたらお願いします(_ _) (2018年9月10日 0時) (レス) id: a4804d91b1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：駆け出したゴリラ | 作成日時：2018年5月25日 21時
