どんな君でも...。

今は ページ11

貴方サイド




次の日も変わらずに莉犬くんは来てくれた




莉「AA！見てこれ！」



莉犬くんはそう言ってパンフレットみたいなものを開いた



『遊園地...？』



莉「そう！」


ペラペラとページをめくって、



ジェットコースター、コーヒーカップ、メリーゴーランド



莉「俺ね〜ジェットコースター好きなんだよ〜」



楽しそうに話している莉犬くんを見ていると無邪気な子供のお世話をしている気分




莉「あっ...」



いきなり莉犬くんが顔を引き攣らせる



何があったのかと思うと目線の先にはお化け屋敷




『莉犬くん、怖い物苦手なの？』



莉「いやっ...」




面白いなぁ



こ「莉犬くんは怖がりだもんね〜」



ドアの方からころんさんの声が聞こえてそっちを見る




と、そこにはメンバーさん皆んながいた





な「確かに莉犬くん怖い物苦手そうな見た目してるよね」



さ「貧弱そうだよなw」


ジ「犬だしな」



莉「おい！ジェル！それ関係ないだろ！」




ななもりさんが私の方に来てベッドの横に膝をつく



な「Aちゃんは、行ってみたい？遊園地」




行ってみたい...？



さ「俺たちと一緒に...」


そんなの、行きたいで行けるわけないよ...



こ「Aちゃんが行きたいか行きたくないか、シンプルにそれで答えてみて？」




それは、



『行きたい...です！皆さんと！』




な「そっか、うん！行こう！」



る「A、大丈夫なんですか？」



な「うん、俺の方から話して、絶対安全に...大丈夫だよね？莉犬くん」




莉「っ！当たり前！！」




こ「じゃあ決まりだね」



な「次の休みに行ってみよう」



る「はい！楽しみですね、Aさん」





『っ...はい！』






　

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