第6話 ページ7
次の日
『なぁ太一オバケってなんだ?』
「オバケ?Aから聞いたのか?」
太一は知ってるのか驚いた様子でこっちに振り向いた。
『そう昨日の帰り道に』
と言うと真剣な顔つきをした。
「火だよ」
『火?』
「おう、Aの家昔家事で燃えてさその時にAの両親が火の海にのまれて死んじまってそれから火のことをオバケって呼んでんの悪いオバケが両親を連れ去ったって」
聞いて驚いた。
そんな過去があったのか
「賢二郎くん」
後ろからAが俺を呼んでいた。
『A?何?』
「昨日はありがとうその...賢二郎くんの腕の中暖かかったです」
そんな赤面して言うことか?
「おおおお前腕の中って!」
「抱いたのか!?」
とクラスの連中が騒ぎ出す。
どういう誤解だよ
「そんなわけねーだろ」
と太一が場を押さえてくれる。
「私ね『俺はいる何処にも行かない』って言ってくれて嬉しかったの...ありがとうっ!」
そう言って笑った彼女はすごく綺麗で可愛くてどこか儚げだった。
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りる(プロフ) - ruruさん» 多分書くのに日にち開けすぎて自分で内容忘れてます。ごめんなさい!! (2020年5月28日 16時) (レス) id: 17a2b4e3fb (このIDを非表示/違反報告)
ruru - 13話でお母さん出てますけど、お母さんとお父さん、火事で亡くなったんじゃないんですか? (2020年5月28日 11時) (レス) id: 979fa7f3df (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:りる | 作成日時:2020年4月14日 10時