有名な女刑事 ページ39
目の前の美人さんは安堵の表情を浮かべると、私の肩から手を離して、目の前にしゃがんで視線を合わせてくれた。
「良かった。ただの居眠りみたいね」
「……あの、貴方は？」
「ああ、私は佐藤美和子。こう見えて警察官なの。松田君の妹さん？」
「いえ、血縁じゃないです。…工藤Aと申します」
そう。と詳しいことは聞かずに微笑む佐藤刑事。ふと時間を見ると、ここに来てからまだ1時間ほどしか経ってなかった。
「ねぇ、少しおしゃべりしない？」
ニコッと可愛く笑った佐藤刑事。時間はあるし、聞きたいこともあったから、私は佐藤刑事の申し出に頷いた。
「よかった！あ、ちょっと待ってて」
ベッド横の椅子に近づくと、私に手招きをする。
無理無理無理！男の人のそばに寄ったらおしゃべりどころじゃなくなっちゃう！
勢いよく首を横に何度も振ると、何かあると踏んだのか、佐藤刑事はその椅子を持って私の横に並んで腰掛けた。
「Aちゃんって呼んでもいいかしら？」
「はい。佐藤刑事」
「ふふっ、ありがとう」
美人な彼女は、笑うとすごく可愛い。松田さんと高木刑事が惚れるのもわかる。操一のマドンナの名は伊達じゃない。
「あの、佐藤刑事お仕事は？」
「え？ああ。今日は有き…お休みなの」
「有給休暇ですか。いつもお勤めお疲れ様です」
一瞬ポカンとした佐藤刑事。アハハ、と笑って誤魔化すと、物知りなのね、と言った。
「松田君とは、知り合いなの？」
「はい。萩原刑事経由で」
「萩原君の事も知ってるのね」
「萩原刑事は4年前の爆弾魔事件で知りました。その時に爆弾が設置されたホテルの部屋のクローゼットに……」
そこまで言って、ハッとする。佐藤刑事が自分のスカートをギリギリと握りしめていたから。
「スカート、シワになっちゃいますよ？」
「……大変、だったわね」
「…別の話にしましょう。佐藤刑事の課って何処ですか？」
「課…？捜査一課よ」
「だから萩原刑事と松田刑事を知ってたんですね。あの2人、大変でしょう？」
そう言うと、ため息を着いて頭を振った。
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NIL(プロフ) - 夜空 -Night Sky-さん» ありがとうございます！夢主ちゃんめちゃくちゃ頑張ってもらってます(苦笑) 次が出せたらまた応援しに来てください(´；ω；｀) (2020年6月28日 21時) (
レス) id: 6ea316f6e9 (このIDを非表示/違反報告)
NIL(プロフ) - 黒瀬さん» ありがとうございます！あまり進んでなくて本当に申し訳ないですが、もう少ししたら出せそうなので、待っててください(´；ω；｀) (2020年6月28日 21時) (レス) id: 6ea316f6e9 (このIDを非表示/違反報告)
夜空 -Night Sky-(プロフ) - すごい面白いです！！！夢主ちゃんが頑張っててめっちゃ応援したくなります...！ 更新頑張ってください！ (2020年6月22日 18時) (レス) id: 2b2a41cc61 (このIDを非表示/違反報告)
黒瀬 - この作品を見つけて最初から読んだのですが、とても続きが気になって更新されるのが楽しみになりました！更新頑張ってください！まってます！ (2020年5月25日 16時) (レス) id: 1f6a6008e3 (このIDを非表示/違反報告)
NIL(プロフ) - スピカさん» ありがとうございます！亀更新なのでめちゃくちゃ時間かかってますが、気長に待っていただけると幸いです(^_^； (2020年5月19日 19時) (レス) id: 6ea316f6e9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：NIL | 作成日時：2020年2月23日 18時
