休日 ページ17
※お買い物の続きです
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雅成君と勇哉君は私達が帰って来たのに気が付くと、さっきの真剣な顔とは違って、今度は素敵な眩しい笑顔で「お帰り」って言ってくれた。
雅成「えらい荷物多いんやな？」
A「うん。ちょっと買いすぎちゃって」
勇哉「俺らも手伝うよ」
健斗「じゃあ、2人でさ車の後ろに乗ってる机とベッド持ってきてよ。今わごちゃんと井澤が頑張ってるから」
雅成「分かった」
勇貴君も真一さんも大変そうだったから、雅成君と勇哉君が向かってくれて良かった。ジャンケンに負けたからとはいえ、2人だけはキツそうだったから。
エレベーターは、井澤君たちが使うから私達は５階まで歩いて上がることになった。流石にキツイ。やっと着いた時にはエレベーター組も全員ついていて、皆まだ余裕そうな中私の足だけ笑っていた。
A「え？何で皆疲れてないの？」
優貴「いや、流石に５階まで荷物持って上がるのは疲れたよ」
遼太郎「仕事柄鍛えられてるからね」
A「あ〜皆さん俳優さんですもんね」
ピシッ
私の一言で５階の空気が一瞬にして凍り付いた。何か悪いこと言ったかな？
A「今私駄目なこと言いました？」
勇貴「あ、いや。…ねぇ、Aちゃん。いつ分かったの？俺達が俳優だって」
A「え？昨日諒君の部屋に行った時に…」
諒「あ！そうだった！」
A「え、何か悪かったですか？」
雅成「いや、そうやない」
勇哉「もうちょっと、Aが俺達にもこの家にも慣れたときに話すつもりだった。混乱させたくなかったから…」
A「あ、私気付かなかった…」
真一「ううん。昨日誰かの部屋に泊まるってなった時点で、バレることは想定してたから謝ることないよ」
遼太郎「それに、バレちゃったんならこれからは隠さずに堂々とできるしね！」
優貴「うん！それに隠し事はあんまり好きじゃないから。俺としても早くバレて良かったよ」
A「ありがとう皆！」
勇貴「それじゃあ!早く荷物を片付けて、机とベッドを組み立てよう！」
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作者名：Y M | 作成日時：2020年12月16日 18時
