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「ちょっとジフン、どういう事よ!」
"「何だよ…朝っぱらからうるせぇな」"
「あんたの作ったロボット頭おかしいんじゃないの?」
"「はぁ?何でだよ、会話は無限に出来てるだろ」"
「確かに会話は無限。だけど問題行動が多すぎなの」



昨日の入浴事件、寝る前の反復横跳び、勝手に寝室に入ってくるなどの問題行動が見られたから、ただ単に頭おかしいロボットなんじゃないかと思って慌てて電話した。

しかも無表情ってのが恐怖を煽ってくるから夜中は怖かった。



「今も私のベッドで爆睡してんの」
"「それは…愛情表現だろ。ウォヌなりの」"
「あ?」
"「嘘嘘。充電中なんだよ。言っただろ?2時間くらい寝させれば充電するって」"
「だからって私の隣で寝られても…」
"「ウォヌに言えば自主的に直すだろ。じゃ、」"
「は、え。待ってまだ聞きたい事がa」



まだ聞きたい事があるってのに電話切やがって…

そんな愚痴を考えながら自分のベッドに目を移すとそこにはウォヌさんの姿がなかった。



「へ、一体どこに…」
「ここにいます」
「ひぃ!?」



いつの間にか後ろにいたみたいで首を傾げながら私を見てくる。
だよね、ひぃ!なんて言っちゃったし。



「Aさん、顔が強張っています。大丈夫ですか」
「(あんたが怖いのよ…)あ、あぁ。大丈夫、心配しないで」
「1日目、よろしくお願いします。何かご用件があったらおっしゃって下さい」
「ご用件…じゃないんだけど、ちょっとルールを決めましょう。ほら来たばっかだし、不安じゃん?」



なるほど…と呟くウォヌさんをとりあえずリビングのソファーに座らせて、これから生活していく上での事を教えた。

さすがロボットといったところか、覚えが早い。



「私、あとちょっとで家出なきゃいけないので、留守番出来ますか?」
「留守番は得意です。任せてください」
「それなら良かった。あ、暇だろうからテレビとか本とか見ていいよ」
「ありがとうございます」

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作者名:Gemini | 作成日時:2020年4月25日 11時

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