＠２ ページ8
永瀬side
おもむろに生徒会室から出ていこうとする健人先輩。
向「どこ行くねん健人」
中「んー、部活訪問？」
向「何で後ろにハテナついとんねん」
実「ちょっと中島くん、学園祭の提案書は…」
中「会長の机に溜まってますよ」
ほんまや。めちゃくちゃ積もってる。
いつもの爽やかな笑顔で答えてから、ターンをして生徒会室から出ていった。
松「いってらっしゃーい」
向「あいつちゃんと仕事終わらせてから行くからぐうの音も出えへんねんな」
実「だから全部言わないでって…」
はっははは！
手をたたきながら笑う康二先輩。
菊「早く俺らも仕事終わらせないとな」
松「そうですね！」
向「俺らはもう終わってるやんな〜！」
「いやいや、こんな溜まってるやないですか。はよしてくださいよ」
実「はあ…私の仕事も手伝ってくれてもいいのにな〜、中島くん……あれ、」
菊「どうしたんですか」
実「あ、いや、、仕事がね、終わってるの…」
松「え、どういうこと？？」
菊「ばか、健人がやったんだろ」
向「どこまでもイケメンやな〜健人！！」
ひえ〜〜！こっちがかゆいわ！！と康二先輩が騒ぐ。
その気持ちもわかるわ、ここまでやっとくなんて、、、
山本先輩を見る。
え、まさか、
「山本先輩、まさか惚れました？」
実「ふえ？！な、何が？誰に？？！」
「い、いや、何でもないです…」
実「ちょちょ、ちょっと誤解しないでね！惚れてなんかないから！！」
「ハイハイ…」
王子さまって大変なんやな……
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作者名：「」 | 作成日時：2018年4月24日 10時
