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藤井side
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‘’「はい藤井くんこれ31番に持ってって!」
「はーい」
うまそう、チーズインハンバーグ…。
バイトってちょろいもんやと思ってた。ただオーダー取って料理運んで会計してっていう、単純作業やと思っとったけどなかなかそんな簡単なもんやない。
人相手にしてるから、面倒くさい注文もあるし、面倒くさい女もおるし、ほんま面倒くさい……
‘’「はい藤井くん!次これ持ってって!」
「はーい」
「お待たせしました。トマトチーズスパゲティです」
女の子「わーやったあ!お兄ちゃんありがとう!!」
「はい、どうぞ」
なんやあの子、めっちゃかわいいな。
礼儀正しいし愛嬌あるし、良い子や…
小「よお流星。ちゃんとやっとる?」
後ろから急に話しかけてきた望。
その隣にはAもいた。
「やってます〜心配せんでもこんくらいできるから。」
田「でも大変やな。流星が歩いたら女の人たち必ずみんな振り返ってるで。」
小「流星おったらここの店舗の売り上げ爆上がりするんちゃう?笑」
「いやいやいや……別にそんなことあるよ」 田「あるんかい」
小「でも様になってるやん」
「えーほんまー?もう代わってくれへん?望」
小「代わるかい。その分給料くれるならええけど」
田「そういう問題ちゃうやろ。…あ、」
店「おい藤井なにしてんだそこで。」
嫌な予感。
ゆっくり振り返ればそこには店長。
色黒で黒髪をオールバックにした目つきの悪い人。
なかなかのオーラを放つ怖い人。
「いや、これはこの人たちがトイレどこか分からんかったらしくって」
小「そ、そうなんすよ〜。やーありがとう!青年よ!」
田「わ〜嬉しい!私漏れそうやってん!ありがとう青年!」
小「女が漏れそうとか言うなや」
ぺちっと望がAの頭をはたく。
店「へぇーー…。それはそれは。どうぞ、ごゆっくり。」
藤「いや店長、お客様にメンチ切らんとってください」
店「あ?なんか言ったか?」
藤「何も言ってませんすんません」
小・田「「ほなあとで!!!」」
ピューーッと逃げるようにその場から離れた望とA。
かわいそうなことしてもうた。
ごめん。
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作者名:「」 | 作成日時:2018年4月24日 10時