旋風 ページ38
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きょ「いやっふぅぅぅ〜〜〜！！！！」
耳に聞こえるのは風が過ぎて行く音と、楽しそうなきょーの声。
そして自身が羽ばたくたびに、バサッと帆を張る翅の音。
『落ちないでくれよ？』
きょ「大丈夫やって。誰よりもAの背中に乗っとるんやから」
にしても…
そう言葉を続けたきょー。
僕の背中を撫でながら呟いた。
きょ「Aのドラゴン姿はいつ見てもカッコええな…」
そう、僕はドラゴンに変化することができる。
限界と共戦したあと、帰ってくるときもこの姿で帰ってきた。
ただ…、あまりこの姿を見てもらいたくない。
城下町のみんなを不安にさせたくない。
この姿は城の一部の人間にしか見せたことがない。
きょ「俺も変化できたらええのにな…」
『……そんなに良いものでもないぞ、』
そうか？とやわやわとした声で返事をする。
雲の上にいるからか、空気がいつも以上に澄んでいて色々なことを考えてしまう。
この平和は、いつ壊れてしまうんだろうか。
前のような壊れ方はさせたくない。
壊れてしまうのなら……僕が止める、必ず。
たとえ自分が犠牲になろうとも。
みんなが幸せだったらそれで良い。
僕は、もうあまりにも長く生きすぎた。
『…きょー、降りるから掴まっておけ』
きょ「おう」
そう色々なことを考えているうちに目的地についていたらしい。
広げていた翅を畳み、体を前のめりにする。
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ほたる(プロフ) - りゅーあさん» コメントありがとうございます！とても励みになります！更新はゆっくりですが、最後まで見て頂けると嬉しいです！ (2019年11月2日 12時) (
レス) id: 5cf69170d2 (このIDを非表示/違反報告)
りゅーあ - 面白いですね。続きをいつも楽しみにしています！周りでは、活動休止をしている人がいるので、更新して頂けるだけでも嬉しいですね！ (2019年11月2日 7時) (レス) id: 30e35b4147 (このIDを非表示/違反報告)
ほたる(プロフ) - Resultさん» コメントありがとうございます！そう言って頂けて、とても嬉しいです！ (2019年10月31日 21時) (レス) id: 5cf69170d2 (このIDを非表示/違反報告)
Result - Totemo omosiroi yo tanosimidanaa (2019年10月31日 19時) (レス) id: 30e35b4147 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ほたる | 作成日時：2019年9月15日 19時
