ぐらりんりんり【短編集】 (ページ3)

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Goodbay forever ページ3

あなたに出会えてよかった
そう想える日はいつか来ますか？(笑)

あなたに恋をしてよかった
そう思える日は来ますか？

あなたに
ーあなたに
あなただけに

小さい頃からずっと一緒だったあなたのことを
好き
という気持ちに気がついたのはいつからだっけ？
今想えばあなたにブラックホールみたいに底のない穴みたいに吸い込まれて、落ちていった自分が馬鹿馬鹿しい

愛なんて潤されることのない渇望

愛なんてすべてを流す河

愛なんて心を壊す刃物

それでもあなたは

「愛は花だよ。心を癒してくれる。そんな暖かいものだよ」

貴方の中の私が
まだ綺麗なうちに汚れる前にさよならしよう？

それがいいよ。私にとっても君にとっても
覚えてなくていいよ

『………大丈夫。』

震える唇から漏れた言葉。
君に届いていますか？

もう、会えなくなっても

私は貴方を思い続けているから。
大丈夫。ずっと隣に…

《「どうした？最近、かまってくれないじゃん。なにかあった？」》

ｸﾞｻｯ

《『そう？最近、忙しかったからかな？笑
んーん、なーんにもないよ！
気にしないでね』》

《「そうか？何かあったら言えよ。なんたってお兄ちゃんだからな！」》

《『はいはい笑頼りにしてますよー笑笑』》

《「なんだその返事w」》

そんな他愛ない会話すらもいとおしい。
目の前にいなくてもね

学校はどう？友達はできた？ちゃんとご飯食べてる？ちゃんと寝てる？

それと

『……彼女は、でき、ました、か？笑』

『私のことは』

『どう思いますか？』

聞いてしまえば楽になる？

君のことが頭から離れないんだ。

あれから３年の月日が過ぎた

関係はなにも変わっていない

でも、もう言おう
もう、耐えきれない

『ねぇ、お兄ちゃん』

「ん？どうした？」

貴方の目を見てこう言った

『好き』

お兄ちゃんは目を見開いて驚いていた
もう、どうすればいいのか分からない
教えてよどうすればいいのかを

そっと貴方にキスをした
キスをした
『さよなら。たったの４文字だけで全部忘れられたらこんな思いはしなくてすんだのにねっ笑』

痛いよ。苦しいよ。
やめてよ。優しくしないで。
優しくするぐらいなら居なくならないでよ。
こんなの知らないよ。

独りにしないでよ

体を引き裂いて、この気持ちを放り投げたい
もう、忘れよう
ねぇ、お願い。ここから立ち去ってよ
このまま貴方を壊したくないよ
だからはやく行ってよ
もう構わないでよ
戻れないから私から消えてよ
ありがとう
好きでした