ぶりっ子は色々予想以上

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「っていうかさっきから俺達空気なんだけど！？」


あ、忘れた☆

「しかも、君！！校内1の美女って呼ばれてる笹山 美奈ちゃんだよね？！」


え、ささやん校内1の美女だったん……

「はい。そうです。笹山美奈です」

「その、笹山ちゃんと柴田ちゃんはどういう関係なの？！」


「親友です」

「「え」」


『みなさぁん、そんな驚かなくてもいいじゃないですかぁ』



『はい、もう今日は遅いから帰りましょぉ？』


「それもそうだな」

「よし、帰るか！」

「及川！コンビニでなんか奢れよ！」

「えぇ？俺？！」




賑やかだな



『よし、ささやん！帰ろっか！』


「ちょちょ、俺の事忘れてない？」


『あ、国見くぅん、わ、忘れてないよぉ？』

『国見くぅん、ささやn ん゛ん゛笹山ちゃんも一緒でいい？』

「…………いいよ」


トコトコトコトコ

3人で歩いてます

全員、方向が一緒なんだよね

無言……気まずっ


「あのさ」

『なぁに？国見くぅん？』

「その喋り方辞めたら？」

What？


『えぇ？普通に喋ってるだけだよぉ？』


「俺、今日見たんだよね。笹山さんが告白されてたトコ。」


ん？それなんの関係があるの？


今日……ささやん……告白……



あっ


え、まさかアレ見られてた？！


「あー。見たよ。動画もバッチリ！」


『は？記憶と動画消せ』


「記憶は無理でしょ。ていうかやっぱそれが本性か」


『あ、やべ』


「しばたん、バレちゃったね。ごめんね、私のせい」


『そんな事無いよ！ささやん！大丈夫っ！』



「何で柴田さんってぶりっ子してるの？」

『あーかくかくしかじか……』

「へぇーーーーー」



うわ、聞いておいてそれかよ



なんだコイツ


『あ、この事秘密にしといてね』

「別に。めんどくさいから言わない……」


マジ何コイツ


イケメンだからって何でも許されると思うなよ


と思いつつ、軽ーーく足を踏んどいた



「イッタｯｯ」

『国見くぅん。ごめぇん。足が滑っちゃって』



「絶対わざとだろ。てか急なぶりっ子やめてwwwww腹筋崩壊wすwwるww」



笑いすぎだろコイツ

ささやんも笑ってんの見えてるよ？？？

『うぇ？？そんなことぉ言わないでぇ？』


「｢｣」

あ、死んだ

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