パパ活してたら元彼が来た【TH】

全てを察するキムテヒョン ページ6

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ああ、今日はパンさんとAさんが、来る日。







違う。うん。違うよな。









パソコンの前に1人しかめっ面をしている俺を見て会社の女の子が、



｢テヒョンくんの不機嫌なお顔も美しい、｣



｢テヒョン様に抱かれたいわ、///｣



なんて気持ち悪い事を言っている。


本人たちは聞こえてないかもしれないけど、俺からすれば全て聞こえているし、ほんとに迷惑だ、









昨日の夜は、明日会うから仕事ミス連発したらどうしようとか柄になく考えていたが、俺はそれくらいじゃ動じない男らしい。









なんならいつもより仕事を終わらせるスピードが早い気がする笑









颯爽と仕事を片付け、他の人の仕事も少し手伝い、定時になったら帰る。









女たちにさすがだわキムテヒョン様とか言われたけど無視無視。









嗚呼いつものバーに、少し早めに着き、度数の弱いアルコールを1杯のみながら、パンさん達を待つ。








｢はぁ、早く来すぎた、｣




1回帰ればよかった、なんて思っていたら、




カランッ、店のドアが開く音がする、



横目でチラッと、盗み見るけど、ここから入口までは遠くて、よく見えない。






嗚呼、パンさんなのかそうなのかすら分かんねぇ、






｢あ、キム君！久しぶりだね！！｣



パンさんの声だ、気を利かせて苗字で呼んでくれている、パンさんってジェントルマンだよな、尊敬する




｢パンさんお久しぶりです！｣




そう言いながら、イスから降り、パンさんの方を振り向く









嗚呼、Aだ。


俺の元カノ、俺が傷つけてしまった人。









多分、俺がずっと引きづってる人









｢なんであんたがここに、いんのよ、｣




｢そっちこそ、｣









嗚呼俺ってホント素直じゃねぇな、


会いたかったごめん、って言うべきなのに。









A俺のせいで、ごめん。









綺麗になってたけど、すぐ分かった。







そこらへんの女の顔なんかすぐ忘れるけどさ、








なんでか知んねえけど、お前だけは鮮明に覚えてるんだよ、笑









嗚呼ほんとばかだな。高校生の俺。








こんな可愛くて綺麗で、良い女と別れるとかくそばかじゃん。 しかも20すぎても未だに未練たらたらになるくらい好きとかさ、あほでしかない。




しかも再会して自分の気持ちに気づくのもバカだな。

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