大人【YG】 ページ38
.
JM「すっ、好きってどういうこと、！」
『ジミン耳元で大声出さないで』
JM「っなんでマネージャーはそんなに落ち着いてるのさ！ユンギヒョンがっ」
『そんなに騒ぎ立てること？
それよりこの手錠なんとかしてよ』
ｷﾞｬｱｷﾞｬｱと隣で煩いジミンとの会話を一方的にしめると、手にかけられたそれを外そうと必死になる彼女。
だけどやっぱり自分では外せないと気付いた彼女はだるそうに1つ息を吐くと｢ジョングクを連れてきなさい｣とテヒョンを促す。
でもなかなか行こうとしないから今度はナムジュンに声をかけるとナムジュンは｢無理です｣とハッキリ言った。
ここで今朝、何度目かの歪んだ顔を見る。
俺が好きだと言った時は表情1つ変えなかったくせに。
『分かった。誰でもいいからジョングクを連れて来てちょうだい』
JM「マネっ」
『あなたが行く？ジミン』
JM「いやそうじゃなくて！」
『この手錠が外れない限り、
あなた達朝食を食べれないわよ』
さして朝食に関心があるわけでも、今欲しいかと言われてYesと言えるような状況でもないが
さっきから薄々感じていたマネージャーの機嫌の悪さに負けた俺らはこれ以上マネージャーの機嫌を損ねてはこの先危険だと集団でジャッチし、素直に彼女の言われた通り、テヒョンがマンネを呼びに行った。
リビングでは手錠の擦れる音だけがきこえていた。
＿＿＿＿＿＿＿
JK「あのっ」
『そこにいられても邪魔だからあっちにいてもらえる？それかそこにあるお皿持ってって』
JK「……はぃ」
マネージャーに何か言いたげな表情と態度で近付くマンネと、それを尽く跳ね返す
ユンギと呼ぶ声が聞こえて反応せずにいると
｢ユンギいるよね？手伝って｣とちょっと怒り気味の彼女の声が聞こえてきた。
とりあえず彼女に近付いてみる。
YG「…なに」
『これ味見して』
YG「味見？」
『あなた達の好みが分からないから困ってる』
YG「だからってなんで俺に」
『じゃあこれは毒味ね』
そういうとスプーンで一掬いされた液体が問答無用で口の中に入ってきた。丁度いい味。ドレッシングとして使われるﾓﾉだと思う。
YG「なっ、」
『悪くないって顔ね。よかったわ』
YG「毒味ってなん」
『さっきの仕返しかしら』
立ち尽くす俺に余裕の笑み。
ああこれが
大人ってやつなんだろう、
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1052人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「BTS」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
豆なっつ(プロフ) - あがしおんさん» 返信遅れてしまい申し訳ございません(汗)！以前から読んで頂けていたなんて...＞＜また再開できて嬉しいです！更新がんばります!! (2020年2月13日 1時) (
レス) id: 4ee0a0d202 (このIDを非表示/違反報告)
あがしおん(プロフ) - 以前呼んでいた同タイトルだったので、あれ？っと思って読み進めていました。やっぱり豆なっつさんのお話でしたか！更新楽しみにしています！ (2020年2月8日 1時) (レス) id: cab6f14aeb (このIDを非表示/違反報告)
豆なっつ(プロフ) - テテちゃんさん» ありがとうございます！可愛いグクを目指してます☆ミ 「私のキノコ」まで読んでいただけているなんて、、、！(感激)これからもどちらともよろしくお願いしますね！ (2020年1月28日 20時) (レス) id: 4ee0a0d202 (このIDを非表示/違反報告)
テテちゃん(プロフ) - 初見なんですけど、すごく面白いです！ぐくちゃんが可愛いすぎますね☆とても面白くてずっと読んでしまいました！あ、あと「私のキノコ」もとてもいい作品ですね♪ (2020年1月26日 22時) (レス) id: d1966519d9 (このIDを非表示/違反報告)
豆なっつ(プロフ) - さきさん» そうだったのですか( ° ° )!!!!!! では突然消えてしまって本当に申し訳ないことをしました...今回は頑張りますのでどうかまたお付き合い下さいね。(涙) (2020年1月26日 0時) (レス) id: 4ee0a0d202 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：豆なっつ | 作成日時：2020年1月22日 19時
