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ymmt side
《続いてのニュースです。先日、都内の交差点で乗用車がスクランブル交さ…》
誰が言うでもなくテレビが消される。この一瞬でオフィス内の空気が重くなったのを感じた。
山｢っ僕、そろそろ病院行きますけど…今日は他に誰か来ます…？｣
そんなオフィスから一刻でも早く逃げたくて、こうちゃんのお見舞いに行くことを口実にする。
乾｢…誰もいないなら、僕行きたいです｣
お、今日は乾くんか、2人きりになるのは珍しいな。
山｢じゃあ、電車で行こっか。行ってきますね｣
伊｢んー、いってらー｣
こっちに目もくれず、パソコンと向き合ったままの伊沢さんの声を聞き、少し支度をしようと鏡の前に立つ。
……ひっどい顔。なんでこんなに歪んでるんだろ。気の所為かな…？
後ろで足音がしたのでもう一度鏡を見て顔を治し、玄関に向かう。乾くんがもう靴を履いて待っていたので少し駆け足になる。
少し強ばる身体。一瞬、ほんとに一瞬だけあの光景がフラッシュバックした。
でも、こんなことで止まってはいけないんだ。そう自分に言い聞かせて、乾くんと駅までの道を他愛もない話をして進んだ。
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電車に乗り込む。今日は案外空いていたので、2人とも座ることが出来た。病院の最寄り駅に着くまで携帯をいじる。
-NEWS-の所に当たり前のように書かれているあの事故の記事。
【重軽傷者6名、意識不明の重体1名】
意識不明の重体1名、間違いなくこうちゃんのことだ。このニュースを見聞きする度にあの日のことを思い出して後悔し、自己嫌悪に陥る。もしあの時、僕がもっとしっかりしてれば…
乾｢山本さん？どうしました？｣
山｢っえ、だ、いじょうぶだよ。なんで？｣
乾｢いや、顔色が悪い気が…｣
山｢ほんと？大丈夫だよー｣
乾｢ならいいんですけど…｣
乾くんの言葉でハッと我に返る。こんな気持ちで会わないって決めたのに。
気持ちを切り替えなきゃ、とギュッと目を瞑り、手で頬を包みムギューとしてみる。
すると上から降ってきた乾くんの声。
乾｢…あの、無理、しないでくださいね｣
山｢……はぇ？｣
予想外の言葉にパッと手を離し、バッと乾くんを見た上に変な声まで出してしまった。
…何をしてるんだ、僕は。
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Ruka(プロフ) - 清華さん» ここまでお付き合いいただきありがとうございます！私が書くと嫌でも長くなるんですよね…（笑）これからも相変わらず亀以下更新ですが、何卒よろしくお願いします！ (2020年5月21日 15時) (
レス) id: 452c51ec0e (このIDを非表示/違反報告)
清華(プロフ) - 作品が いっぱいにじゃえwwwちょいと長いの方が好きです、ありがとうございます! (2020年5月21日 7時) (レス) id: 1c085b2c66 (このIDを非表示/違反報告)
Ruka(プロフ) - ルキさん» 初コメありがとうございます！ま、まぁ忙しいですね（白目）応援まで…！無理はしない程度に頑張りますね（笑）更新もゆっくりですが、お楽しみに！（低クオリティで申し訳ないですが…） (2020年5月16日 21時) (レス) id: 452c51ec0e (このIDを非表示/違反報告)
ルキ - 初コメ失礼します！とても素敵な作品ですね！更新は楽しみですが、受験生なので色々と忙しいはずなので、無理はなさらずに！応援してます！ (2020年5月16日 15時) (レス) id: 037db07d8a (このIDを非表示/違反報告)
Ruka(プロフ) - (名前声優大好きさん» あっあっありがとうございます…！楽しんでいただけて幸いです！それに受験の応援（？）もありがとうございます！もう色々ありがとうございます！（語彙力）ほんとに亀更新以下で申し訳ないですが、どうかお待ちください！ (2020年5月14日 11時) (レス) id: 452c51ec0e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Ruka | 作成日時：2020年4月28日 19時
