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fkr side
ﾄﾞﾀｯ
何かが落ちる音が聞こえた、気がした。寝ぼけ眼を擦り、起き上がってみる。…まぁ、どうせ何か物が落ちただけだから、あまり気にしないでいいか、と思いまた寝ようとする…も寝付けない。どうやら今の音で目が覚めてしまったようだ。しかし気持ち的には眠いから寝たい。……でも、妙な胸騒ぎがするのはなんでだろう。何故か今、寝るなと言われている気がする。
仕方なく体を起こす。まだあたりは暗い。眼鏡を手に取り、河村を起こさないようにそっと起き上が……って……
…まって、河村がいない。河村が寝ていたはずのベッドの布団は力なく沈んでいる。中に人がいるとは思えない。
…じゃあ、今の音は……？
急いでドアを開ける。もう足音なんて気にしない。電気がついていた。机の上にカメラと紙とペン。その机の奥に微かに見える誰かの足。もう当てはまるのは1人しかいない。
福｢ｯ河村っ！！」
急いで身体を抱き上げる。息は、…まだある。気を失っただけ、か。いや、だけじゃないな。俺だけではどうしようもないので救急車を呼ぶ。10分程かかってしまうらしい。ふと、机の上に視線を移す。紙に何かが書かれていた。なんとなく、それを読んでみる。
福｢ﾂ、……！」
そこには1人ずつの思い出が、河村の綺麗な字で書かれていた。…でも、そこではない。紙の最後、今までの達筆とは打って変わった殴り書き。
＿＿＿"まだ忘れたくない"＿＿＿
この一言に河村のどんな感情がどれ程込められているのか、俺には分からない。ただ、
ソファーで寝ている河村に近づく。頬にうっすらとある涙の後。多分、紙についてるあのシワは涙が落ちた痕だろう。
福｢…かわ、むら、」
俺だって、まだ忘れられたくないよ。まだ一緒に働きたかったよ。QuizKnock だってまだこれからだったんだから。少しでも俺の、みんなの記憶が残っていることを願って、俺はそっと河村の手を握った。
…河村が握り返してくれた、そんな気がした。
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Ruka(プロフ) - 清華さん» ここまでお付き合いいただきありがとうございます！私が書くと嫌でも長くなるんですよね…（笑）これからも相変わらず亀以下更新ですが、何卒よろしくお願いします！ (2020年5月21日 15時) (
レス) id: 452c51ec0e (このIDを非表示/違反報告)
清華(プロフ) - 作品が いっぱいにじゃえwwwちょいと長いの方が好きです、ありがとうございます! (2020年5月21日 7時) (レス) id: 1c085b2c66 (このIDを非表示/違反報告)
Ruka(プロフ) - ルキさん» 初コメありがとうございます！ま、まぁ忙しいですね（白目）応援まで…！無理はしない程度に頑張りますね（笑）更新もゆっくりですが、お楽しみに！（低クオリティで申し訳ないですが…） (2020年5月16日 21時) (レス) id: 452c51ec0e (このIDを非表示/違反報告)
ルキ - 初コメ失礼します！とても素敵な作品ですね！更新は楽しみですが、受験生なので色々と忙しいはずなので、無理はなさらずに！応援してます！ (2020年5月16日 15時) (レス) id: 037db07d8a (このIDを非表示/違反報告)
Ruka(プロフ) - (名前声優大好きさん» あっあっありがとうございます…！楽しんでいただけて幸いです！それに受験の応援（？）もありがとうございます！もう色々ありがとうございます！（語彙力）ほんとに亀更新以下で申し訳ないですが、どうかお待ちください！ (2020年5月14日 11時) (レス) id: 452c51ec0e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Ruka | 作成日時：2020年4月28日 19時
