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No.1【摩叉知 廻无】※ ページ2

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ぐしゃりと何かが潰れる音がする。
都市部の路地裏辺り一面は血が流れ赤く染まっていた。

倒れているものがいる。
そのものは目を潰され身体を無惨にも切り刻まれていた。


クチャクチャという音が響く。
「ふひッ」
道化師(殺人鬼)だ。人を喰ってる。


「うわああ!!」
物陰から男が悲鳴をあげ、走って逃げる。偶然居合わせたのだろう。
表情は恐怖におびえきっていた。
道化師(殺人鬼)が気づいた。まるで、
新しい玩具を見つけた子供のように目を輝かせ地面を蹴った。
人間離れしたものすごいスピードで男を追いかけ掴んだ。





はずだった。
しかし、その腕は切り落とされ血を流しながら地面に転がった。
「人喰いめ。」


そう言い放ったは、また道化師(殺人鬼)の腕を切った。
しかし、急所を刺していないものだからうめきながらも道化師(殺人鬼)はこちらへ襲いかかろうとする。
目にナイフを刺す。
グチョリと気持ち悪い音を出し、道化師(殺人鬼)は動かなくなった。


月明かりが顔を照らした。摩叉知廻无だ。
彼女は顔にべっとりと付いた血を拭いながら手を伸ばし
道化師に刺さりっぱなしになっていた自身のナイフを抜き取った。


男はどうなったのだろうか。
後方を確認するが遅かった。

もう、一体の道化師(殺人鬼)が男を掴んでいた。
グチャ、バキ。

こんな音が都市部に流れていいのだろうか。
男は目を抉り出され、頭蓋骨を割られ、胸は無惨にも切り開かれ臓器を1つの、取り出された状態でこちら側に転がってきた。

「また、犠牲者…。いい加減にしてくれない?」
迴无の目がぎらりと光ったように見えた。
ふぅと深呼吸をし、道化師(殺人鬼)のいる方向へ向かって地面を蹴り、道化師(殺人鬼)の後ろへと回り込んだ。

心臓がどこにあるかはわからない。もう一本ナイフを取りだし道化師(殺人鬼)の背中を2本のアサルトナイフで切り刻んだ。
血管も共に切り刻まれるため、血が撒き散らされた。

3秒ほどで道化師(殺人鬼)は動かなくなり倒れた。
迴无は道化師(殺人鬼)の無傷な状態の眼球を抉り出し袋に入れその場から去った。


月が美しく輝いている。

No.2 【夜羅石 雷亜】※→←掲示板



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あいす(プロフ) - 更新しました (2020年2月6日 17時) (レス) id: 8e07c2b94c (このIDを非表示/違反報告)
あいす(プロフ) - 更新します (2020年2月6日 17時) (レス) id: 8e07c2b94c (このIDを非表示/違反報告)
あいす(プロフ) - ほたて。さん» ありがとうございます (2020年2月6日 17時) (レス) id: 8e07c2b94c (このIDを非表示/違反報告)
ほたて。(プロフ) - あいすさん» 返信が遅れて申し訳ありません。メッセージでお送りいたします。 (2020年2月1日 14時) (レス) id: 9d5ee3c439 (このIDを非表示/違反報告)
あいす(プロフ) - すみません。パスワードを教えて欲しいです (2020年1月19日 12時) (レス) id: 8e07c2b94c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Annihilation x他10人 | 作者ホームページ:https://mobile.twitter.com/9A66AzbTW0ucNfU  
作成日時:2019年10月11日 17時

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