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「A」
肩を掴んで，少し離すと，Aにそれを渡した。
『これは？』
「プレゼント」
『え，なんで？』
「・・・」
『・・・？・・・開けていい？』
「うん。」
テープを外して中からイヤリングを取り出す。
『わ，かわいい！すっごくかわいい！！』
「そ。」
『これ，私の好きな花。』
「ん。」
Aの目を見つめる。
街灯に照らされて，綺麗だな。
なんて，緊張も一周して，落ち着いてきた俺がいる。
「・・・A，好きだよ。出会った時からずっと・・・そう思ってる。」
「別れてからも・・・。」
「未練たらたら・・・気持ち悪いよな？」
Aは無言でぶんぶんと横に首を振り『私も』って。
「再会して，嬉しくて，暴走したこともあったし，自信がなくて距離を置こうとしたこともあったけど」
Aの目が赤くなり涙が溢れ出す。
「これからは，逃げない。」
Aの手を包み込む。
「Aを幸せにできるように努力するよ。」
Aは首を横にぶんぶん振る。
私も努力するって絞り出したような小さな声。
きゅっと
包んだ手に力を入れて，静かに深呼吸をする。
「愛してる。」
「俺と付き合ってください。」
とめどなく流れるAの涙がキラキラと光る。
『もぅ・・・大好き。よろしく，おねがいします。』
「うん。」
Aの涙を手で拭って，頬にキスをする。
「泣かせてごめん。でも，Aの泣き顔も好き。他の奴に見せないで。」
『パボ。』
冗談を言って笑い合う。
『ねぇ。イヤリングつけたい。』
右耳は自分でつけて，左耳は俺が付けてあげる。
シャラと透明感のあるチャームが揺れ，耳の後ろからパステルカラーのリボンがのぞく。
うん。
やっぱり似合う。
耳を指で撫でる。
くすぐったそうに，首をすくめるのに，俺の手にすり寄って猫みたい。
『ありがとう。すごく気に入っちゃった。大切にする。』
「うん。」
彼女の耳に何度も口づける。
赤くなる耳。
ぴくぴく反応してるAに，俺のスイッチが入・・・
『ゎっ！？ここ外だよっ』
「・・・ん。・・・だな・・・じゃぁ帰ってからたっぷりと。」
『は！？』
「寝かせられない」ってAの耳元で低くささやくと
暗くて判別できないけど，絶対Aは真っ赤で，そんな彼女がかわいくて，唇にキスを落とす。
「帰るまでに心の準備しておいて？」
そう言うと，Aの手をキュッと握って歩き出した。
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ひむひむ - もっともっと読みたいで (2017年1月15日 21時) (
レス) id: e6116f5aff (このIDを非表示/違反報告)
かのか(プロフ) - あまーーーーい！いやいや。いいの！再開？番外編続編？有り！ですよ？気にしないで行ってみましょーーー！ (2016年11月9日 14時) (レス) id: c56b4ab0ff (このIDを非表示/違反報告)
さーちゃん(プロフ) - 私も連載再開して欲しいです！セフンちゃんとの絡みも楽しみ！更新楽しみにしています。 (2016年10月28日 11時) (レス) id: 5942b4bf2b (このIDを非表示/違反報告)
poKI(プロフ) - xiuloveさん» コメントありがとうございます^ ^励みになります♪喜んでいただけているのなら良かったです。思う存分いちゃこらしてるの書けるので助かってます。笑 共に激しく妄想しましょう！！ (2016年10月27日 23時) (レス) id: bb4361c5c9 (このIDを非表示/違反報告)
xiulove(プロフ) - おはようございます!!私はかなり嬉しいです( *´艸)妄想が激しくなりそうです( ´-ω-)しうちゃんサイコーです( *´艸｀)更新あった一日は幸せモード全開です＼(^^)／ (2016年10月27日 8時) (レス) id: 855436cca3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：poKI
| 作成日時：2016年9月7日 2時
