ホストの主役は我々だ！

3話 ページ4

「あの」


話し掛けながら視界に映るように手を降ってみる。


ﾄﾝ「あ、気い付いた？ごめん、一旦抜けるわ」


後半は通話相手に向け、慣れた手付きでパソコンを操作していく。

あ、これマイクラやん。


スカイプのほうも通話を切ったようで、ヘッドセットを外した。

なんか邪魔してもうたみたいで申し訳ないな。


「えらいご迷惑かけたみたいですんません」

ﾄﾝ「ああ、ええよええよ。家近かって連れてきただけやし」

「友達さんは大丈夫でした？俺話しかけるタイミングなんも考えんと話しかけてしもうて」

ﾄﾝ「そっちも大丈夫。君が起きたら落ちるて伝えとったしな」

「そうですか。ええですね、友達と一緒にマイクラするの。俺いつも一人でやってますわ」

ﾄﾝ「へー、君もマイクラするんか。あ、えーっと・・・」

「あ、名乗りもせんとすんません。羽喰一佳ていいます」

ﾄﾝ「羽喰くんね。羽喰くんさえ良かったら一緒にマイクラやらへん？騒がしい奴等も一緒やけど楽しいで」

「え・・・、邪魔やないですか？」

ﾄﾝ「全然。人数多いほうが楽しいやろ、何事も」

「・・・じゃあ、お願いしてもええですか。大人数でやるの憧れとったんです」


２日酔いのこともあるし今日のとこはそのまま家に帰ることにして、来週の土曜日の夕方にマイクラをする約束をした。

LINEとスカイプも交換して、なんかもう、今からドキドキやわ(笑)




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