目が覚めたら推しの妹になっていました 2 【名探偵コナン】【怪盗キッド】

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陣平side


A「……ダメ……行かないで……」


「っ……！？」


夢を見ているのか？

それとも寝ぼけているのか？


しっかりと掴んでくる裾を見つめてはAを見つめ返す。


もし寝言だったとしたら無理に反応しない方がいい。

だけど、あまりにも辛そうな顔をしてるもんだから俺は妹との手を握り返す。



夢にまで苦しんでいるのか……


何も手を貸すことができない自分が悔しい。

俺はただ手を握って安心させることしか出来なかった。



「……お前は何を隠しているんだよ……」




1番見てきたはずなのに、全然分かっていなかった。

俺はAの頭を撫でて、起きるのを待っていた。




・・・




「ん…………ん、？お兄ちゃん……？」


目が覚めたのか、私は軽く伸びをする。

なんだか暖かいなと感じていたら隣ではお兄ちゃんが目を瞑って寝息を立てていた。



「(私、いつの間にか寝ちゃってたんだ……)」


ちょっとうたた寝をするつもりが、だいぶ時間が過ぎている。

毛布もわざわざ準備してくれていたなんて……


やっぱり優しいな……

毛布をお兄ちゃんの方にかけて、立ち上がろうとした。




「っ！？」


立ち上がった瞬間に足首から電流が走ったのが伝わる。

変な姿勢で寝てたせいだ。


「あ、あ……っ」


まずい……


周りを見たが支えられるものがない



咄嗟にお兄ちゃんの肩を借りたせいか、私は一緒に床に倒れてしまった。










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ここまで読んでくださりありがとうございます🥲‎🍀

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