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ページ40

「……あ、悪ぃ!」



「おわっ」


はっと気がついたのか、現実に戻ってきたのか分からないが、顔を赤くしてパッと体を離してくれた。


未だに自分の心臓に手を当ててみるとドクドクと高まっているのが分かった。


お兄ちゃんから離れれば微かに匂うたばこの香りが纏う。



陣平「すまねぇ、つい感情的になってしちまって」


「ううん、全然気にしてないよ、それよりもお兄ちゃんが、起きてるなんて思ってなかったけどね」



陣平「あ、あー……、昨日のことは忘れてくれなんて言わねえけど、バラすんじゃねぇぞ」




「そ、そんなこと、分かってるよ!?」


あぁ、思い出すだけでも顔が火照りそう。

あの時のお兄ちゃん……ちょっと強引だった……なんて


うわぁぁ、、って、勝手に何想像してるの、私!




「とにかく!私のことは大丈夫だから……っ!」


ね?と言っても信用出来ないような顔をされてしまう。




「だって、私、もう高校生なんだよ?(本当はバリバリの大人だけどさ……)もう、子供じゃないの」



社会のことなら知っているつもりなんだけど……なんて
口が裂けても言えない。


お兄ちゃんって、こんなシスコンだったっけ……?

夢のあの子の話と全然違う気がするの……

どうして?



推しに好かれるのはとても幸せなことなのに、あまりにも近すぎると距離を取りたくなってしまう。

人の心ってあまりにも天の邪鬼のような気がする。




「私、お兄ちゃんのこと、信頼してるから言ってるの、それに蘭ちゃんたちもいるしきっと大丈夫だから」

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くらげ(プロフ) - 星さん» 星さん、ありがとうございます🥲︎♡楽しんでいただけて嬉しいです☺️これからも引き続きよろしくお願いします (1月5日 17時) (レス) id: a9ba311e8f (このIDを非表示/違反報告)
- 小説めちゃくちゃ面白くて大好きです!続きがとても気になります!更新楽しみにしています! (1月4日 5時) (レス) id: 5b6bab53ae (このIDを非表示/違反報告)
くらげ(プロフ) - ばなな。 さん» ありがとうございます🥲‎楽しんでいただけて嬉しいです。のんびり更新させて頂きます (1月3日 17時) (レス) id: a9ba311e8f (このIDを非表示/違反報告)
ばなな。  - とっても面白かったです!続き楽しみにしてます!☺️ (2023年4月8日 0時) (レス) @page34 id: d6be0d4c84 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:くらげ | 作成日時:2023年3月22日 8時

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