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『……さっき……お兄ちゃんと……』
「やっぱり?……なにがあったの?」
『ついカッとなっちゃって、お兄ちゃんを突き放しちゃったの』
これまでのあった出来事を話すと彼女は真剣に話を聞いてくれていて。
「無理もないよ、私だってきっと怒っちゃうわ」
「でも、お兄ちゃんが心配してくれたのは本当のことだから許してあげてね」
なんて、今まで大して関わってないくせに私が言うのもあれなんだけどね……
彼女は苦笑して気まずそうに頭を搔く。
『……うん、……でも、上手くいかなかったらどうしよう』
また距離が離れちゃうかな、、、
心配した表情をしていたのか、
彼女は私の手を包み込むようにして
「大丈夫だって!言ったでしょ、貴方は私なんだから」
『……Aちゃん……』
両手を包み込まれしばらく見つめていた。
「ちょっと、あんまり見つめないで、なんか照れるじゃん!!」
恥ずかしかったのか両手で顔をパタパタと仰いで熱を覚ましている。
「と、とにかく心配しすぎないの、その心配性、もう少し直した方がいいんじゃない?お兄ちゃん更に過保護になりそうだよ?」
『ええ?まさか…ね…』
何やら彼女は楽しんでいる様子。
私にはどうしてか分からなかったけど。
『でも、ありがとう。私、ちゃんと話してくるね』
「うん、しっかりね!」
その言葉を聞いてからは再び白い光に包まれて記憶はなかった。
______
__A、私の人生をあなたに託しちゃったけど、
こんな私を許してくれる?
あなたならきっと私の代わりになれるって思ったの。
困ったら必ずまたあなたの夢に逢いにいって助けるから。
だから、もう1人で寂しい思いをしないで____
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くらげ(プロフ) - 星さん» 星さん、ありがとうございます🥲︎♡楽しんでいただけて嬉しいです☺️これからも引き続きよろしくお願いします (1月5日 17時) (レス) id: a9ba311e8f (このIDを非表示/違反報告)
星 - 小説めちゃくちゃ面白くて大好きです!続きがとても気になります!更新楽しみにしています! (1月4日 5時) (レス) id: 5b6bab53ae (このIDを非表示/違反報告)
くらげ(プロフ) - ばなな。 さん» ありがとうございます🥲楽しんでいただけて嬉しいです。のんびり更新させて頂きます (1月3日 17時) (レス) id: a9ba311e8f (このIDを非表示/違反報告)
ばなな。 - とっても面白かったです!続き楽しみにしてます!☺️ (2023年4月8日 0時) (レス) @page34 id: d6be0d4c84 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:くらげ | 作成日時:2023年3月22日 8時